女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは25日、FW浜野まいか選手(18)が海外挑戦に向けて退団することになったと発表した。
2004年5月9日生まれ、大阪府出身の浜野選手は、スピードと得点力を武器とするストライカー。セレッソ大阪堺ガールズ、セレッソ大阪堺レディースを経て、2021年8月にINAC神戸へ加入。同年9月からスタートした女子サッカーの国内プロリーグ・WEリーグの開幕戦では初先発でいきなり2得点を記録し、衝撃のデビューを飾る。また、今夏に行われた「FIFAU-20女子ワールドカップ コスタリカ2022」では4ゴールを決めてU-20日本女子代表を準優勝に導いただけでなく、大会最優秀選手(MVP)に贈られるゴールデンボール賞を獲得。世界でも注目される逸材は、今年10月に神戸で行われた日本女子代表の試合でなでしこジャパンでも初出場を果たした。WEリーグでは通算20試合出場3得点。INAC神戸での最後の出場は12月18日に行われた「皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会」4回戦、INAC神戸レオネッサ対ASハリマアルビオン戦となり、その試合では技ありループシュートを決めている。
浜野選手の海外挑戦は「2022-23 Yogibo WEリーグ」第7節、ホーム・ノエビアスタジアム神戸で行われたAC長野パルセイロ・レディース戦の試合後に発表された。浜野選手は次のようにコメントしている。
「リーグ戦や皇后杯中での退団だったので自分の心と向き合い、たくさん悩みましたが次のステップに、夢に向かうためにチャレンジするという決断をしました。
チャレンジするという決断ができたのは、そのような環境をつくってくださったINAC神戸というチームやチームメイトのおかげです。INAC神戸の一員となり、INAC神戸のユニホームに袖を通し、素晴らしい選手やスタッフ、サポーターさんとともに闘うことでいろいろな体験、出会ったことのない心や頭の感情など、たくさんのことを経験することができました。
プロの世界に飛び込み、日々のトレーニングやリーグ戦で経験を積み、なかなかプレーがうまくいかなかった時期もたくさんありました。この1年半があったからこそ、今の自分があり、これからの自分をつくっていきます。18年間生きてきて自慢できることは、周りの方々に恵まれていることです。
自分の決めた道に覚悟を持ち闘ってきます。海外から時差はありますがニュースが日本に届くように頑張ってきます。常に高みを目指し大きくビックになります。
引き続きINAC神戸の応援、できればMAIKAの応援もよろしくおねがいします! 1年半という短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました」