「ラグビーの聖地」や「町工場のまち」として知られる東大阪市。朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインの出身地ということもあり「温かく、住民同士が協力し合う街」というイメージを持つようになった人も多いのではないでしょうか。
そんな東大阪市には、オリジナルイメージソングがあるのを知っていますか? その名も、『東大阪めっちゃ元気な「まち」やねん』。親しみやすく、つい口ずさみたくなると市民にも好評のようです。
イメージソングが作られた経緯や、歌詞に込めた思いなど、東大阪市役所の『国際観光室』(本庁所在地:東大阪市荒本北)に聞きました!
『東大阪めっちゃ元気な「まち」やねん』は、2005年(平成17年)に市が中核市(当時の要件は⼈⼝が30万以上の市)移行したのをきっかけに制作が決まりました。個性豊かで魅力あふれる「中核市・東大阪」のまちづくりを応援し、市のイメージアップを図る……という目的のほかに、もうひとつ重要な意図が込められていました。
「当時は世界的な金融危機により、景気が低迷している時期。そんな中にあっても市民の皆さんが『よっしゃ、がんばるで!』と心が躍り奮い立てるように、イメージソングの制作に踏み切りました」(国際観光室)
目指したのは、子どもからお年寄りまでいつでも・どこでも楽しく歌い継がれるようなイメージソング。そんな市の思いに手を貸したのが、あのエンターテインメント・プロデューサーのつんく♂さんです。つんく♂さんが東大阪市出身であること、また、つんく♂さんも「地元への恩返しとして協力したい」という思いがあったことから、無償で作曲を引き受けたのだとか。
歌詞は全国より公募をおこない、466点もの歌詞から選考委員会による「選考基準」に達していた南英市さんのものが採用されました。
「東大阪市を象徴するような個性を表現する『特色性・郷土色』、明るく好感が持て元気に楽しくなれ、がんばろうという気持ちを奮い立たせる『明るさ・元気』、子どもからお年寄りまで覚えやすく簡単に口ずさめる『親しみやすさ』、さらに『独創性』『品格』『完成度』を南さんの歌詞がもっとも満たしていると判断しました」(国際観光室)
歌詞を見てみると、
「まいど一号 宇宙へどんと ちから合わせて 打ち上げる」
「若いラガーの 声さえどんと 心わくわく はずませて」
など、“モノづくり”や“ラグビー”といった東大阪市ならではのワードがしっかりとちりばめられています。