J1神戸、DF櫻内渚がJ3今治へ完全移籍 群馬に期限付き移籍していたGK伊藤元太も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1神戸、DF櫻内渚がJ3今治へ完全移籍 群馬に期限付き移籍していたGK伊藤元太も

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は27日、DF櫻内渚選手(33)とGK伊藤元太選手(22)がJ3のFC今治へ完全移籍することに決まったと発表した。

 1989年8月11日生まれ、大阪府八尾市出身の櫻内選手は献身的に上下動を行う経験豊富な右サイドバック。関西大学を経てプロ入りしたジュビロ磐田で8シーズンにわたって活躍し、2021年からヴィッセルでプレーしていた。J1通算82試合5得点、J2通算78試合8得点という実績を持つが、ヴィッセルでの2シーズンではJ1で3試合、Jリーグカップで6試合、天皇杯とAFCチャンピオンズリーグで各1試合の出場にとどまり、出番に恵まれず。それでも、ひたむきに研鑽に励んでチームを盛り立て、サポーターからも愛される存在だった。

 櫻内選手はクラブを通じてコメントを発表。「今シーズンで神戸を離れることとなりました。どうしたら試合に出られるのか、自問自答を繰り返す毎日でした。その中でも継続して努力できたのは、日ごろの練習から高め合ってくれたチームメイトの存在はもちろん、相談に乗ってくれたスタッフ、いつも温かい声援で後押ししてくれたサポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。ヴィッセル神戸で過ごした時間は2年と決して長くはないですが、僕にとってかけがえのない時間となりました。その中でも印象的だったのは、今シーズンに初めて生で神戸讃歌を聞いた時です。移籍してしばらくは、コロナ禍でなかなかサポーターの声援を聞くことができませんでしたが、あの瞬間鳥肌が立ったのを覚えています。忘れることがないだろう思い出のひとつです。僕は神戸を離れ、トモニ歩んでいくことはできませんが、サッカーを続けている限りどこかで会えると思います。気軽に声をかけてくださいね。みなさんの幸せを願っています」と、胸の内を明かしている。

DF櫻内渚選手(写真:ラジオ関西)

 一方、2000年7月2日生まれ、愛媛県松山市出身の伊藤選手は、190センチという長身をいかしたハイボールへの強さや鋭い反応でのゴールセービングを持ち味とするGK。松山工業高校を経て2019年にヴィッセルでプロ入り。2022年シーズンは群馬に期限付き移籍していたが、リーグ戦、カップ戦含めて公式戦での出番は得られず。このたび期限付き移籍期間が終了し、出身地の愛媛県に戻り、今治の地で新たなスタートを切ることになった。

 ヴィッセル時代はアレックスGKコーチのもとでの厳しいトレーニングを受け、来る出番に向けて努力を続ける姿も印象的だった伊藤選手。ヴィッセルのクラブ広報を通じて、次のようにコメントしている。「FC今治に移籍することになりました。プロサッカー選手をヴィッセル神戸という歴史あるクラブで始められたことは誇りに思います。自分としては3年間悔しくて苦しい日々が続きましたがチームに関わった方々とともに闘えたことは一生の財産です。今までピッチ内外で支えてくださったチームスタッフ、チームメイト、ファン、サポーターの方々には感謝しかないです。この悔しさを糧にしてひたむきに頑張ります。3年間ありがとうございました」。

GK伊藤元太選手(写真:ラジオ関西)
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