サッカー・J1のヴィッセル神戸は27日、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ選手(32)との契約満了に伴い、2023シーズンの契約を更新しないことが決まったと発表した。
1990年8月28日生まれ、スペイン・カタルーニャ州出身のボージャン選手は、パンチ力のあるシュートを武器とし、若い年代から注目を集めてきた、FCバルセロナ(スペイン)育ちのストライカー。ヨーロッパ各国やカナダなどでもプレーし、ヴィッセルでは昨年(2021年)8月に加入。同年9月にJ1初出場、10月には初得点も決めるなど、大きな期待を担った背番号9だが、その後はけがも重なり、出番が減少。結局、J1で20試合出場1得点、天皇杯とAFCチャンピオンズリーグで各3試合の出場にとどまった。
ボージャン選手はクラブを通じて次のようにコメントしている。
「日本に来て、この国とリーグを体験する機会をいただき、ヴィッセル神戸に関わるすべての皆さんに感謝しています。この国の文化と触れ合う中で、みなさんからの愛情とリスペクトを感じました。おかげで、すぐに環境になじむことができましたし、日本という国に対する敬意の念が生まれました。私のヴィッセル神戸での挑戦はこれで終わりますが、この思い出を宝に、これからも一人のサポーターとしてチームを応援していきます」