深海に生息する巨大なイカ「ダイオウイカ」が6日、兵庫県豊岡市竹野町の猫崎半島付近の海中で見つかり、地元のダイビングインストラクターが撮影に成功した。
撮影したのは、 Dive Resort T-style(豊岡市竹野町竹野)の田中陽介さん(41)と美紀さん(34)夫妻。竹野海岸付近では、過去に漁船に引き揚げられるなどしているが、生きた状態で発見されるのは珍しい。
美紀さんによると、6日夕方、地元の釣具店から「大きなイカがいる」と連絡を受け、陽介さんとともに小型漁船で現場に。猫崎半島東部の港付近で、水面を漂っている巨大なイカを発見したという。
水深約5メートルほどの場所に2人で潜り、海中で写真や映像を撮ったが、ダイオウイカは少し弱っている様子。その後、ゆっくり沖の方向へ姿をくらましたという。
行動制限のない新年を迎え、国の観光需要喚起策「全国旅行支援」も延長になった。2020、21年よりは観光客が増えた豊岡・竹野海岸。
田中さん夫婦は民宿も経営し、日本海の海の幸・カニも提供する。「久々に賑わいを取り戻し、めったに見られないダイオウイカに遭遇でき、幸先よいスタートになった」と微笑む。
【動画 奇跡の発見!「ダイオウイカ」※動画提供・ Dive Resort T-style】