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神戸信金 外国人材紹介の支援をスタート

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 神戸信用金庫(=神戸市中央区、以下:神戸信金)が29日、ベトナムの大手人材送り出し機関「C.E.Oサービス開発株式会社」(=ベトナム・ハノイ、以下:CEO)と取引先への外国人材紹介を支援するための業務提携を結んだ。

神戸信金の西多理事長(左)とCEOミン代表取締役(右)(写真:ラジオ関西)
神戸信金の西多理事長(左)とCEOミン代表取締役(右)(写真:ラジオ関西)

 近年、労働力不足が深刻化しており、中小企業においても外国人材のニーズが高まっているが、受け入れ機関によっては双方の情報不足や食い違いにより、派遣先でトラブルが発生することも少なくないという。こうした状況を受け神戸信金は、ベトナムの人材送り出し機関であるCEOと提携を結び、直接人材を紹介できるルートを確保する。

 CEOはベトナム政府から認定されている大手の人材送り出し機関で、これまでも日本へは約5000人の人材を送り出してきたが、信用金庫との提携は今回が初めてとなる。

 今後は、神戸信金が取引先からベトナム人労働者の採用についての相談を受け付け、CEOを紹介することで、CEOが顧客企業と直接ヒアリングを行えるようになる。神戸信金の役割はCEOを紹介するところまでで、ヒアリング以降の業務については関わりをもたず、紹介手数料などは発生しない仕組みだ。

 CEOのドアン・ヴァン・ミン代表取締役は今回の提携について「神戸は外国人も多く、外国人実習生にとっても生活しやすい環境だと思う。特に若い人材に力を入れて紹介したいと考えている」と期待を述べた。

 また神戸信金の西多弘行理事長は「ベトナムの方は顧客からも評判が高く、すでに数社から相談を受けている。外国人材紹介の支援は初めてのことで不安もあるが、良いかたちになるように頑張りたい」と話している。(ラジオ関西ニュース)

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