女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは20日、2023-24シーズンからWEリーグに参入するセレッソ大阪堺レディースのDF筒井梨香選手(23)とDF小山史乃観選手(17)が期限付き移籍加入することが決まったと発表した。期間は2023年2月1日から6月30日までの5か月間。
筒井選手は近年のC大阪堺でキャプテンを務め、なでしこリーグでは通算119試合5得点という実績を持つセンターバック。INAC神戸のクラブ広報を通じて「セレッソ大阪堺レディースから来ました筒井梨香です。少しでも多くチームに貢献をして、サポーター、ファンの皆様と一緒に優勝したいと思います。よろしくお願いします」と意気込みを述べている。また、C大阪堺のクラブ広報を通じては「期限付移籍することにしました。昨シーズンまだまだ足りないと感じる部分も多く、もっと成長しないといけないと感じました。中学1年生から今までずっとセレッソでしかサッカーをしてこなかったので、視野を広げてきます。そして挑戦して、成長してきます!これからも応援よろしくお願いします」とコメントしている。INAC神戸での背番号は25。
一方、小山選手は、昨夏に行われた「FIFAU-20女子ワールドカップ コスタリカ2022」で左サイドバックとして全試合にフル出場し、U-20日本女子代表の準優勝に貢献。昨年10月にはなでしこジャパン(日本女子代表)デビューを飾った。プレナスなでしこリーグ1部では2年連続でベストイレブンに選ばれているなど、日本女子サッカー界の若手のホープの1人。C大阪堺で昨年は攻撃的なポジションでプレーすることが多かった。小山選手はINAC神戸のクラブ広報を通じて、「セレッソ大阪堺レディースから期限付き移籍で加入しました小山史乃観です。少しの期間ですが、自分の良さを出し、チームの勝利に貢献できるようにがんばります。応援よろしくお願いします」とコメント。C大阪堺のクラブ広報を通じては「セレッソ大阪堺レディースのWEリーグに向けて、プロチームでプレーできる環境を作ってもらい感謝しています。この経験を活かし、さらにレベルアップできるように頑張ってきます。応援よろしくお願いします」と述べている。INAC神戸での背番号は27。
INAC神戸は、左サイドの主軸だったMF水野蕗奈選手が負傷により長期離脱中。センターバックを担うキャプテンのなでしこジャパンDF三宅史織選手も1月15日の「皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会」準々決勝で負傷交代を強いられるなど、陣容に不安を抱えていた。