【女子サッカー】皇后杯、INAC神戸が決勝に進出 成宮唯が2試合連続の決勝弾 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【女子サッカー】皇后杯、INAC神戸が決勝に進出 成宮唯が2試合連続の決勝弾

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 女子サッカーの日本一を決める皇后杯(皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会)は22日、準決勝の2試合が京都府亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザとINAC神戸レオネッサが決勝に駒を進めた。

 このうち、準決勝第2試合に登場したINAC神戸は、ちふれASエルフェン埼玉と対戦した。準々決勝に続いて今回もエースのなでしこジャパン(日本女子代表)FW田中美南選手を欠くなかでの戦いとなったが、前半から主導権を握り、攻勢を続けて相手を押し込む。

 すると、前半32分、FW高瀬愛実選手(※「高」=はしごだか)がGKの頭越しのミドルシュートを決めて、先制に成功する。しかし、その7分後、一瞬の隙をつかれて失点。相手のカウンターからEL埼玉MF吉田莉胡選手にINAC神戸DF陣の背後へ飛び出される。これを果敢にクリアしようとしたINAC神戸GK山下杏也加選手だが、そのクリアが吉田選手のブロックにあうと、そのまま左足で無人のゴールへ流し込まれた。結局、前半は1-1で折り返す。

 それでも、後半もボールを保持する時間が長かったINAC神戸は、後半17分(62分)に再び勝ち越しに成功。MF伊藤美紀選手が中央でシュートを放ち、一度は相手にブロックされるが、そのこぼれ球をMF成宮唯選手がダイレクトで左足を振り抜くと、これがゴールネットに突き刺さった。出身地でもある京都での凱旋試合となった背番号10が、前回に続く貴重な決勝点を奪い取った。

INAC神戸MF成宮唯選手 ※写真は過去の試合より(写真:ラジオ関西)

 INAC神戸は追加点こそなかったものの、EL埼玉の反撃をかわし、2-1で勝利。第40回大会以来となる決勝に進出した。試合後、成宮選手は「(決勝も)INACらしいサッカーをして、ぜひ優勝したい」と、タイトル獲得への意気込みを述べていた。第38回大会(2016年度)以来のカップウイナーを目指すINAC神戸は、1月28日(土)にヨドコウ桜スタジアム(大阪府大阪市)で行われる決勝戦で、東京NBと対戦する。

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