止まらない「病院クラスター」神戸・中央市民病院、透析部門は自宅待機せず防護服で勤務 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

止まらない「病院クラスター」神戸・中央市民病院、透析部門は自宅待機せず防護服で勤務

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 神戸・大阪の病院で院内感染が止まらない。外来診療の停止など地域の医療提供に支障が出ている。

■透析部門は自宅待機せず防護服で勤務

 神戸市立医療センター中央市民病院で22日、新たに看護師3人、清掃スタッフ1人、理学療法士1人の合わせて5人が新型コロナウイルスに感染したことがわかった。感染者は31人にのぼる。

 中央市民病院は、感染の可能性がある職員約240人が自宅待機。新たな外来診療の受け入れや入院患者の受け入れを見合わせている。

■交替要員、確保できない

 医療従事者の交替要員が確保できない実情が浮き彫りになった。22日に感染が判明した看護師3人のうち2人は人工透析室で勤務。専門性が高いため代わりの看護師がおらず、自宅待機とならずに防護服を着用して勤務を続けていたという。

 大阪市生野区の「なみはやリハビリテーション病院」では22日、新たに23人の陽性反応が確認された。兵庫県の発表分と合わせると医療従事者や患者ら122人の感染が判明。

 感染が疑われる対象者の検査は完了したが、行動歴を確認して濃厚接触者がいないかさらに調べる。

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