姫路市は17日、今年度よりおよそ34億円多い、総額3,909億円にのぼる2023年度の当初予算案を発表しました。当初予算の総額としては、過去5番目の規模です。
基本的な経費の規模を示す「一般会計」は、経済活動が回復し、企業の収益や個人の給料が増えたことで市税収入が増えたことや、投資的経費が増えたことなどが影響し、前の年度から60億円増えて2,238億円と、過去2番目の大きさとなりました。
姫路城が世界遺産に登録されてから12月で30周年を迎えることから、記念式典や「お城EXPO」などのイベントを連続して行うことで、インバウンド需要を呼び込みます。
4月には、JR東姫路駅近くに「こどもの未来健康支援センター(みらいえ)」を開設し、思春期の若者や子育て世代をトータルで支援します。また、出生率の低下を改善するため、若者の出会いの支援を新たにスタートさせます。
姫路市の清元秀泰市長は、「コロナと戦った3年間は、命やくらしを守る『守り』の予算編成だった。感染症法上の位置づけが5類に下がり、マスク着用も任意になる。本格的なポストコロナの反転攻勢をやっていく予算だ」と説明しました。