吉本興業のお笑いコンビ・紅しょうが(稲田美紀・熊元プロレス)が、自らパーソナリティを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)に、後輩お笑いコンビ「爛々(らんらん)」(萌々、大国麗)を迎えてトークを展開。バレンタインの思い出や女性芸人としての悩み、恋愛などについて、リスナーのメッセージを交えながら語った。
はじめに紹介されたのは、「先日、家族に贈るチョコレートを買うためにデパートのバレンタイン催事場に行きましたが、その値段の高さにびっくりしました。例年以上に高くなっていませんか? 結局、質より量だと思い、スーパーで安いチョコレートをたくさん買いました」というメッセージ。
稲田は「デパートの催事場で千円以下のチョコレートを見つけるのって、難しいよね」とコメント。また「最近は、パティシエの顔を出して高級感を出しているけれど、どのパティシエも知らないから、結局どれがいいのかわからない」と語った。
続いて、20代の女性からは「学生時代に、バレンタイン催事場でアルバイトをしていました。日給がよく、試食用のチョコレートをもらえたりもするのでおすすめです。およそ2週間で10万円ほど稼いだこともあります」というメッセージも。このお便りに、熊元は「期間限定の催事場なら、ラッピングをしなくていいから難しくなさそうでいいな」と共感した。
一方の稲田は「百貨店のアルバイトって、バックヤードに入るときにお辞儀してない? あれは誰に向けてお辞儀してるの?」と疑問を語った。スーパーでアルバイトの経験がある熊元は「それは、スーパーでもせなあかん。売り場では素を見せないルールやから」と説明。寝坊などの理由で遅刻をした日には、さらに深めのお辞儀を心がけていたという。
また、別の女性からは「私は、女子校で運動部に所属していたのですが、バレンタインデーには、“全部員に手作りの友チョコを配る”という暗黙のルールがありました」との体験談も届いた。
この女性が所属していた部は大所帯で、約100人分のチョコレートを作る必要があり、さらに渡した分だけお返しをもらうので、作るのも消費するのもかなり大変だったという。このメッセージは、「バレンタイン付近はいつも苦痛でした」と締められていた。稲田は「これは大変。どこかの期がやめようと言わなあかん。けど、自分もやったから後輩にもやってほしいと思ってしまうねんな」とコメントした。
番組では、爛々の2人もエピソードを披露。芸人になる前、アパレル販売員として働いていた大国(おおくに)は、上司に気に入られようと『高級ブランドのチョコレート』、同僚には『安いチョコレート』という露骨な格差をつけたプレゼントを渡したことで、社内で一気に嫌われた経験があるという。
一方、相方の萌々(もも)は、「本命や家族以外にバレンタインプレゼントを渡したことがほとんどない」と話した。そして、好きな人がいる場合は、“手作りのごはんをごちそうする”ことにしているが、その労力や材料費は男性に伝わらず、ホワイトデーにお返しをもらえることは少ないと語った。また、先輩芸人にバレンタインチョコレートを渡すことも「照れくさいからできない」と明かし、意外と乙女な一面を見せた。
※ラジオ関西『Clip火曜日』2023年2月14日放送回より