プロ野球・元中日の平田良介氏が、6日放送のラジオ番組にゲスト出演し、現役時代の思い出や、現役引退後の家族とのエピソードなどを明かした。
ゲスト出演したのは、林歳彦氏（会社経営者・環境活動家）とフリーアナウンサーの田中大貴（元フジテレビアナウンサー）がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー！やってみよう！！』2023年3月6日放送回。
平田氏は、名門・大阪桐蔭高校から2005年の高校生ドラフト1位で中日入り。当時監督だった落合博満氏のもとで才能を育むと、2011年に初の100試合越えを経験し、その後はチームの主軸として活躍してきた、走攻守の3拍子が揃った名外野手。2011年から6年連続二桁本塁打を記録。2017年にはWBC日本代表（侍ジャパン）入り。2018年にはキャリアハイの138試合出場、162安打、打率.329をマークしたほか、サイクル安打を達成したり、ゴールデングラブ賞にも選ばれた。中日一筋17年にわたって活躍し、2022年をもって現役を引退した。
そんな平田氏と実際に対面した番組パーソナリティーの林氏は「想像していたのとちょっと違う」と言えば、田中アナも「迫力があるイメージですが（実際の印象は）めちゃくちゃやわらかいです」とコメント。
平田氏も「『もっとオラオラしたキャラなんちゃうかなと思ってた』と、よく言われます。たぶん、僕の身体が大きすぎるからなんでしょうね……」と言うように、イメージと実際とのギャップにはよく驚かれるようだ。
また、自身の体格について「現役を引退して太らないようにしたい」と話していた平田氏だが、やはり引退後は体型に変化があったと明かす。
「身体を全く動かさないので、やっぱり太りますね（笑）。でも体重は減ったんです。体重が減って太ってる、筋力が落ちて脂肪が増えるパターンですね。今も足回りやケツ回りがどんどん小さくなって、ジーパンがブカブカになっているんです。たぶん6センチくらい変わっていると思います」（平田氏）
この変化を受け、平田氏は現役時代にこなしていた練習の過酷さを語った。
「高校時代もそうですが、中日ドラゴンズのほうが練習は大変でした。特に落合（博満）さんが監督のとき、個人の練習をしている時間はなかったですね。キャンプの話になりますが、だいたい朝10時に集まって、若手（の練習）が終わるのは夜の7時半～8時なんですよ。そのときも、僕であれば朝7時くらいにグラウンドに行って、そこからアップとウエイトトレーニングを個人で済ませて、10時の全体練習が始まって、夜の8時に終わって……その後は入浴や治療、食事を済ませたらもう夜の10時なので。次の日も朝の5時50分くらいに起きないといけなくて、これを6勤1休でするんですよ。もう、すごくしんどかったですね」（平田氏）
これだけの練習をしていたぶん、体を動かさなくなった途端に一気に筋肉が落ちたことが体型変化の理由だと話す平田氏。今年はすでに各球団が春季キャンプを終えている時期だが、平田氏にとって現役引退後に初めて迎えた「練習のない2月」を次のように振り返る。
「（練習していない2月というのは、違和感が）もう、ありありでした。まず、2月1日は人生で初めての名古屋の朝だったんですよ。つい、空に向かって『あ、これが名古屋の2月ですか』『2月の名古屋、初めまして』と挨拶してしまいましたから（笑）」（平田氏）
初めての“2月の名古屋”では、自宅で家族と過ごした平田氏。節分やバレンタインデーをゆっくり楽しめたよう。「僕、節分に鬼（役）をやったのですが、子どもが思いっきり豆を投げてきて、その豆が当たるとめっちゃ痛いですね！ もう（鬼は）やりたくないです（笑）」というエピソードも披露。田中アナと林氏からは、「デッドボールに当たったことある人が『豆が当たってめっちゃ痛い』と言っているのは新鮮ですね！」「これから毎年やってください（笑）」と突っ込まれていた。
平田氏は来週も同番組にゲスト出演。次回は、軟式野球チームに加入した理由などを語るという。
