駅弁などを展開する淡路屋（神戸市東灘区）は、9日、「和田岬線 103系勇退記念弁当」を発売した。JR新神戸、神戸、西明石、鶴橋各駅の淡路屋駅構内各店で販売しているほか、JR三宮駅にも期間限定で売店を特設する。和田岬線103系は、18日（土）にラストランを迎える。
和田岬線はJR山陽本線の支線で、兵庫駅と和田岬駅の間、2.7キロをつなぐ。同線で2001年7月以降約22年間走行してきた103系車両が、今月のダイヤ改正で勇退することとなった。
記念駅弁は、和田岬線が朝夕のみの運行であるところに着目。同社の人気商品「日本の朝食弁当」の特別版として開発された。103系電車を模したスカイブルーの紙箱の中に、神戸らしいいかなごのくぎ煮や神戸牛のすきやき煮、味付けのりなどを盛りつけている。同社によると、3月9日発売としたのは「サンキューと感謝を込めて」。
「和田岬線 103系勇退記念弁当」は、税込み1,030円。数量は約3,000個を予定しており、予定数に達し次第終了となる。JR三ノ宮駅中央口コンコース特設売店は20日（月）までで、販売は午前11時から午後8時。なお、兵庫駅やオンラインショップ、百貨店店舗での取り扱いはない。
