13日から、マスクの着用が原則、個人判断となるのを前に、兵庫県は8日、病院に行ったり、満員電車に乗ったりする場合にはマスクの着用を推奨する、などとする考え方を示しました。
斎藤知事が同日の会見で説明したもので、他人にマスクの着脱を強制しないことを前提に、自分や同居する家族などに症状があってやむを得ず外出する場合や、店の営業やイベントの運営のために独自に決められている場合には、マスクの着用を求めます。
また、感染を広げないために、医療機関や高齢者施設など、重症化リスクが高い人が多くいる場所に行く時や、通勤ラッシュで混雑した電車やバスに乗る時にはマスクの着用を勧めます。
県の職員については、個人の判断を基本としたうえで、県立病院に勤める職員や、保健所や県税事務所などの窓口で、近距離で県民と話す機会がある職員にはマスクの着用を求めます。
斎藤知事は、「感染法上の位置づけが2類から5類に変わる5月が、さらにマスクの着用について考えなおすポイントになるだろう」と述べました。なお、県立高校では今月末まで原則着用することとし、来月以降は国からの通知を踏まえて決めることにしています。