授乳、トイトレ、イヤイヤ期 「子育てにまつわる悩み」 兵庫県の窓口で気軽に相談 専門家との直接対面も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

授乳、トイトレ、イヤイヤ期 「子育てにまつわる悩み」 兵庫県の窓口で気軽に相談 専門家との直接対面も

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 子育ては、とかくわからないことや不安なことが多いもの。「夜泣きがひどくてどうしていいのか分からない」「自分の褒め方や𠮟り方が正しいのか自信がない」「ずっと子どもと二人きりで疲れた」など、さまざまな悩みをひとりで抱えている人も多く、児童相談所や子育て支援センターのほか、各自治体も相談窓口を設けています。

子育ては、わからないことや不安が多い
子育ては、わからないことや不安が多い

 兵庫県もその一つ。子育てに関する悩みや分からないこと、気になることなどを電話やLINEで相談できる『ひょうご子育て相談』を2021年6月から行なっています。対象となるのは、県内で就学前の子どもを在宅で育てている保護者。保育士等の資格を持った保育相談専門員が、育児に関する悩み相談に応じます。電話が苦手、電話では話しにくいという場合には、LINEでも可能です。

 相談内容は、産後の悩み、母乳、子どもの発育・発達、離乳食、アレルギー、生活・遊び、しつけ、歯科・口腔衛生などの子育てに関すること。なかでも、0~3歳の子どもに関する相談が多いそう。母親だけではなく、父親や祖父母からの相談も受け付けています。担当者は「お母さんやお父さんも、親になる年齢は子どもの年齢と同じ。不安なことがたくさんあると思いますが、少しでも気持ちが軽くなり、笑顔で子どもと接することができればうれしいです」と話します。

ひょうご子育て相談ポスター(提供:兵庫県)
ひょうご子育て相談ポスター(提供:兵庫県)

 また、「子育て支援の場に出向きにくい」「実家が遠くて周りに頼れる人がいない」など、必要や希望に応じて、内容に適した専門家によるWebでのオンライン相談や家庭訪問相談も行っています。相談を受ける専門家は『在宅育児応援団』と呼ばれる、事前に県に登録した助産師や保健師などの資格をもった人。より専門的なアドバイスを受けることができるそうです。

 対面で行う専門相談では、抱き方やゲップの出し方のコツなど、子どもの姿を見ながら直接教えてもらえます。「分かりやすく、すぐ実践しやすい!」と好評だそう(相談はいずれも無料で、通信料のみ相談者の負担になります)。

 兵庫県の担当者は、「子どもの成長には個人差があり、育児書通りにはいかないことがたくさんあると思います。相談者の話をよく聞き、一人ひとりにあったアドバイスを心がけています」と話します。誰かに話すことで、不安な気持ちがほぐれそう。ひとりで抱え込まず、まずは身近な窓口へ気軽に相談を。

(取材・文=岡本莉奈)

【ひょうご子育て相談(アウトリーチ型在宅育児相談事業)】

■ひょうご子育てダイヤル「#7312(なやみ一緒に)」
「#7312」で、直接、専用電話につながります。(固定/IP/携帯電話から通話可能です。)
【受付時間】月曜日~金曜日 午前9時~午後5時 ※祝日・年末年始(12月29日~1月3日)を除く

つながらない場合は、下記の番号にかけてください。
(直通)078-362-4183
(県庁代表)078-341-7711(内線2863、2873)

※当事業に協力してくれる専門家(在宅育児応援団)も随時募集中

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