宝塚歌劇団OGの榛名由梨が、3月13日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。昨年開催された舞台生活60周年記念公演にまつわる話や、宝塚時代の思い出を語った。
番組冒頭、昨年の60周年記念公演「ミュージカル『永遠物語』~岩下俊作・作『無法松の一生』より~」の完走を労ったパーソナリティー・小山乃里子の言葉に、「心の底からやり遂げたという感じで、終わった瞬間もぬけの殻になりました」とひと言。本公演には数多くの宝塚OGが出演しただけでなく、元宝塚トップスターの安奈淳や瀬戸内美八をはじめとした錚々たる面々が観劇に訪れたという。
急性すい炎や心臓のカテーテル手術など、さまざまな苦難を乗り越えての舞台だったこともあり、「一世一代の大仕事という覚悟で臨んだ」と感慨深げに語った榛名。笑顔いっぱいに語る姿からは、自身にとっての代表作を演じることができた喜びと達成感がひしひしと伝わってきた。
1974年に初演され、社会現象を巻き起こしたと言われている舞台「ベルサイユのばら」。来年で50周年を迎える本作の初演でオスカルに扮したのが、当時月組に所属していた榛名だ。NHKでテレビ放送もされた名作への出演は自身にとっても貴重な体験だったと明かし、当時を懐かしんだ。
5月3日(水)〜5日(金)に開催予定の「EVERGREEN HIT SONGS IN SHOWA ERA 2023」への出演も決定している。高橋正人が構成・演出を務めるこの公演には、安奈淳やこだま愛らも登場する予定だ。長きにわたり活躍を続けるOGの姿に、榛名も「88歳までは頑張ろうかな」と声を弾ませた。※榛名の出演は3日(水)と4日(木)の2日間。
番組終盤、3月いっぱいで番組から卒業することを発表した小山。番組が始まった当初からの付き合いになる榛名は、「長い間ずっと宝塚を愛していただいて……。私は『お疲れさまでした!』としか言いようがないですが、これからも本当にお元気で」と名残惜しさとともにメッセージを送った。
「EVERGREEN HIT SONGS IN SHOWA ERA 2023」は東京・霞ケ関のイイノホールでの上演を予定している。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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