結婚後のパートナーとの関係に理想は抱きつつ、思うようにいかない現実に直面するカップルも多い。お笑いコンビの紅しょうが(稲田美紀・熊元プロレス)が、このほど、自身のラジオ番組で「あなたのまわりのベストカップル」をテーマにトークを展開。憧れの俳優夫妻に絡んで妄想を繰り広げていることや、じつは身近な先輩芸人夫婦が理想であることなどを明かした。リスナーのメッセージからも、元同僚夫婦や義両親などのエピソードが寄せられ、さまざまな理想のカップル像が浮き彫りになった。
はじめに紹介されたのは、50代の男性からの「僕の元同僚の夫婦は、中学生の頃から交際して結婚し、50代になった今でも仲良し夫婦です。今でも、奥さんが友達と出かけるだけで旦那さんがヤキモチを焼くそうです」というメッセージ。熊元は「年をとっても仲良くいられる秘訣はなんなんやろう?ずっと一緒にいると、お互いのことなんてどうでも良くなりそうなのに、すごいなあ」と感心した。
続いて、女性リスナーからは「私の夫の両親は、70歳近い現在でも、毎晩ワインで晩酌して同じベッドで寝ています。夫の父は、酔うと必ず『お母さんは、若い頃かわいくてめちゃくちゃモテていた。お父さんが勝ち取ったんや』と話し、夫の母親はそれをうれしそうに聞いています」というメッセージが届いた。
お酒が好きな稲田は「ワインで晩酌は私の夢。いいなあ」とうらやんだが、熊元は「一緒に寝るのはどっちでもいい。仲良くいるために寝室を分ける夫婦もいるし」と語った。
熊元が最も憧れるベストカップルは、「反町隆史&松嶋菜々子」の芸能人夫婦。結婚記者会見時の写真を定期的に検索しては眺め、二人が出演したドラマ「GTO」を思い出しながら、「ドラマの中ではまだ仲が深まっていないシーンでも、もう二人の距離は縮まっていたのでは!?」などと生々しい妄想をして、「体をカーッと熱くする」ことが好きなのだという。
稲田から挙がったのは、「アキナ・山名文和&宇都宮まき」の先輩夫婦。山名がギターを持ち出すと宇都宮がマラカスを振って子供に聞かせるなどの“夫婦のノリ”が完成していることや、一緒に犬の散歩に出かけたり、カバンを共有したりと仲の良い様子を見ているといい、「こういう夫婦が理想やなと思う」と語った。
ちなみに、熊元にとっては、相方・稲田の両親も「素敵なカップル」とのこと。稲田の両親は「ケンカするほど仲がいい」を体現しているそうで、ケンカはよくするものの、お互いに白髪染めをしあったり、旅行に行ったりと仲が良く、稲田の父親が大阪から横浜まで車を運転をして家族旅行をしたエピソードも。
3合分のお米を使った大量のおにぎりと、大きな水筒を持って長時間ドライブをしたこの旅行体験に、熊元は「ほんまに仲ええよなあ」とうらやましがった。
※ラジオ関西『Clip火曜日』2023年3月14日放送回より