私立・姫路女学院高校(兵庫県姫路市)ソフトボール部の女子生徒(16)が、当時顧問だった男性教諭(40)に顔をたたかれ、あごが外れるけがをした事件で姫路区検(姫路区検察庁)は、この教諭を傷害と暴行の罪で略式起訴した。3月20日付。
これを受け姫路簡裁は、3月28日までに罰金30万円の略式命令を出した。元教諭は、2022年10月、懲戒解雇されている。
元教諭は2022年9月24日、地区大会の会場だった兵庫県上郡町の高校で、大会にユニホームを忘れたという理由で女子生徒の頬を平手打ちし、外傷性開口障害のけが(全治1か月)を負わせるなどした疑いが持たれている。この暴行後も、女子生徒に「帰れ」「お前なんかいらん」と暴言も浴びせ、女子生徒はあごが外れた状態で5時間以上、その場に立たされていたという。翌日にも女子生徒の尻を蹴るなどした。
女子生徒は口を開けにくい状態が続いたほか、精神的なショックで登校できなくなり、医師から急性ストレス反応とうつ状態と診断された。 女子生徒は2022年10月、 同校を退学・転校した。