大阪・関西万博に「おばけワンダーランド」脱炭素、未来のエネルギーに“化ける” 日本ガス協会パビリオン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博に「おばけワンダーランド」脱炭素、未来のエネルギーに“化ける” 日本ガス協会パビリオン

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 大阪ガスや東京ガスなど、国内の都市ガス事業者200団体が加盟する一般社団法人・日本ガス協会(本部・東京都港区)は、2025年大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)に出展するパビリオンの名称を「ガスパビリオン おばけワンダーランド」に決めた。

大阪・関西万博「ガスパビリオン おばけワンダーランド」イメージ ※画像提供・日本ガス協会

 「化けろ!未来」をコンセプトに、地球のためにひとりひとりの意識や行動を大きく変えることで世界が変わるというメッセージを発信する。

 1872(明治5)年、近代日本で夜道を初めて照らしたのが横浜・馬車道通りのガス燈。それから150年が過ぎ、ガス業界では原料を石炭や石油から、より環境にやさしい天然ガスに転換し、省エネルギーに向けた技術開発などにより、「低炭素化」というミッションを目指してきた。

日本ガス協会・本荘武宏会長(大阪ガス会長)は、「子どもたちの記憶に残り、豊かな心を育むような体験を提供したい。わくわく、どきどきしながら楽しんでほしい」と意気込みを語った<2023年3月23日 >

 日本ガス協会は、エネルギー供給をメイン事業とする団体だけに、 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、さらなる進化、「化ける」ことが必要と考えている。
 その取り組みの一つが、地球温暖化の一因となっている二酸化炭素(CO2)をリサイクルし、都市ガスとして新たなエネルギーに変える技術の開発を挙げている。
 CO2が増えずに循環し、未来のエネルギーに「化ける」ことで、地球温暖化を抑制する仕組みを”おばけのキャラクター”とともに来場者が学び、参加できる体験型の施設を目指す。

夜間のライトアップは、温かさの象徴として「カーボンニュートラルな火」を演出 ※画像提供・日本ガス協会

 パビリオンの外側は鏡面の膜に覆われ、見る位置や時間帯によって表情が変わる。三角形の屋根が高くそびえ、夜間はライトアップで怪しく照らし、「お化け」感を引き立たせる。膜材には大阪ガスが開発した熱吸収を抑える光学フィルムを採用して、太陽光や外気からの熱を遮断して館内の温度上昇を抑える。さらに建築部材を削減しながら空調負荷も軽減する。

 展示内容の詳細は今後詰める。着工は2023年秋ごろで、完成は2024年12月~25年1月を見込む。

※画像提供・2025年日本国際博覧会協会
大阪・関西万博会場 夢洲(大阪市此花区)※画像提供・2025年日本国際博覧会協会

 【日本ガス協会2025大阪・関西万博アカウント】

 【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】

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