神戸市兵庫区のコミュニティバス「みんなのバス」。北は兵庫区役所や新開地、JR兵庫駅から南はノエビアスタジアム神戸周辺を周回し、兵庫区の南北の交通がより便利になったと地元利用者から人気だ。
神戸市兵庫区の南北を走るコミュニティバス「みんなのバス」は、乗車人員12名のコンパクトなバス。車体には、神戸市の分別ごみ袋でおなじみのイラストレーター「ザ・ロケット・ゴールド・スター」によるイラストとともに、「みんなのバス」の文字が大きくデザインされている。
兵庫区は東西にのびる公共の交通機関が豊富な一方で南北の移動手段が少なく、買い物や通院など日常生活の移動に課題があった。南北を繋ぐ交通の強化については住民からの要望も多かったことから、神戸市兵庫区と株式会社神戸マツダ(同市兵庫区)の協力により、2020年12月より実証実験として「みんなのバス」の運行が開始した。
実証実験が始まったころは1日に40人ほどと少なかった利用者だが、今では日に200人を超えるようになった。土日祝の運行も開始し、運行期間も当初予定されていた5月31日(水)から12月13日(水)まで延長されることが発表された。
料金は前払いで、大人210円、子ども110円。北回りと南回りがあり、それぞれ30分間隔で運行されているため兵庫区の観光にもオススメだ。また、LINEの公式アカウントでスタンプカードを登録し、スタンプを20個集めると1回無料の乗車券がもらえるサービスも。
株式会社神戸マツダの中込繁利さんは「さらにたくさんの人に利用してもらい、神戸市兵庫区をどんどんにぎやかにしていきたい。区役所や市場のある北のエリアだけでなく、南のエリアには非常に歴史の深い兵庫大仏や和田岬砲台、あるいは平清盛の清盛塚などがあるので、歴史探訪も含めて利用していただければ」と話す。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2023年4月9日放送回より
◇「みんなのバス」について
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