神戸市内の小学校で、11日、入学式が行われ、新1年生たちが新たな1歩を踏み出した。
神戸市中央区の市立上筒井小学校には、75人が入学。前田謙二校長は「きょうから1年生です。この学校で毎日楽しく遊んだり勉強することになります。挨拶と返事、話をよく聞く、車に気をつける。この3つを約束してください」と語りかけた。
新1年生には、入学祝いとして神戸タータンの下敷きとクリアファイルが贈られた。
神戸タータンは、海のブルー、六甲山の緑など神戸のイメージカラーをチェック柄で表現したもので、2016年の誕生以来、神戸を代表するデザインとして幅広い分野で活用されている。子どもたちにも身近に感じてもらおうと、神戸タータン協議会、公益財団法人神戸ファッション協会、神戸市が、4年前から神戸市立小学校、義務教育学校、特別支援学校に入学したすべての新1年生に神戸タータンの文具セットをプレゼントしている。今年もおよそ1万2000人に順次、届けられる。
神戸タータン協議会の石田原弘会長は「神戸タータンの存在を知らない人が多いので、神戸には神戸タータンがあるんだということを知ってもらいたい」と話している。