神戸市は、5月28日に4年ぶりに開催する神戸まつりを盛り上げようと、クラウドファンディングを実施している。新型コロナの影響で3年間延期されていた「第50回神戸まつり」。今回はその開催経費を賄うために寄付を募る。目標額は500万円。
神戸まつりは、1971年(昭和46年)に市民参加型の画期的なまつりとして誕生。以降新しい行事を増やしながら、市民のまつりとして定着してきた。阪神淡路大震災が起こった95年(平成7年)を除き、19年(平成31年)までは毎年実施されていた。新型コロナによる3年の延期を経て、今年の5月に第50回が開催される。
節目となる今回は、神戸市中央区のフラワーロード周辺を会場として、サンバをはじめとするさまざまなジャンルのパフォーマンスやイベントを実施する。また神戸ジャズが100周年を迎えることにちなんで、ジャズのパレードやステージを楽しめる内容も企画している。
7日にリニューアルオープンした東遊園地では、アスリートと触れ合いながらスポーツやパラスポーツを体験できるイベントを開催。新たに会場となったみなとのもり公園には、バルーン遊具や縁日、移動式の動物園などが登場する。
今回のクラウドファンディングはふるさと納税を活用した取り組みで、まつり開催当日の5月28日まで寄付を募集。目標金額に達するか否かにかかわらず、集まった寄付金は、100周年となるジャズステージやスポーツ体験など、記念イベントの実施に必要な経費などに活用する。
返礼品には、観音屋のデンマークチーズケーキや、A5等級神戸牛(神戸ビーフ)、ファミリアの限定ポーチセットなど約50種類が用意されている。なお神戸市に住民票がある人は寄付は可、返礼品受け取り不可となっている。
神戸市は「節目の神戸まつりを盛り上げるイベントをたくさん企画しており、例年以上に子どもから大人まで楽しめる神戸まつりとなっています。しかし、魅力あるイベントにするためには多くの経費が必要です。記念となる50回目の神戸まつりを成功させるためにも皆さんのご支援をよろしくお願いします!」とコメントしている。
クラウドファンディング『神戸まつりが4年ぶりに復活! 50回記念のおまつりを盛大に盛り上げたい!』は、「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング」で実施中。詳細は、ふるさとチョイス公式サイトに掲載されている。