任期満了に伴う姫路市長選挙が16日告示され、いずれも無所属で、日本維新の会が推薦する元・財務官僚の新人、榑谷(くれたに)健太郎氏(38)と、自民・公明両党が推薦する現職、清元秀泰氏(59)歳が立候補を届け出ました。1週間の選挙戦を経て、投票は23日に行われ、即日開票されます。
榑谷氏は出陣式で、支援者らに対し、「一部の人たちが利益を得るようないまの市政は間違っている。古い政治から新しい政治に変えていこう。」と呼び掛けました。一方、清元氏は第一声で、姫路駅周辺の再整備や、新型コロナ対応などの実績を強調。「次のステージでは、デジタルとグリーン(の分野)が姫路を動かしていく。責任ある政治を私がやらなくてはならない」と訴えました。
市長選をめぐっては、現市政への評価をはじめ、市立の3高校(姫路、琴丘、飾磨)を統合することへの是非や、18歳以下の医療費無償化などの子育て施策、アフターコロナを見据えた観光振興策などが主な争点となりそうです。統一地方選・前半戦の県議選・姫路市選挙区では維新候補が2議席を得ていて、結果がどのように影響するか、注目されます。
また、同日には姫路市議会議員選挙(定数45)も告示され、63人が立候補を届け出ました。