特殊詐欺を防ぐ「通話録音装置」 1000台を兵庫県遊技業協同組合が県防犯協会連合会に寄贈 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

特殊詐欺を防ぐ「通話録音装置」 1000台を兵庫県遊技業協同組合が県防犯協会連合会に寄贈

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 全国的に増加する特殊詐欺。兵庫県でもその被害は後を絶たない。そこで、被害を少しでも防ごうと、兵庫県遊技業協同組合(神戸市中央区)が、警報機能のついた事前警告機能付通話録音装置1000台を兵庫県防犯協会連合会(神戸市中央区)に寄贈した。

写真左から 兵庫県遊技業協同組合の平山龍一理事長、兵庫県防犯協会連合会の木村健副会長、

 この装置は、自宅の電話機に簡単に取り付けることができ、相手に対し、「振り込め詐欺等の犯罪被害防止のため会話内容が自動録音されます」と警告メッセージが流れる。相手がその後も通話を続けてきた場合、会話も自動で録音される。

事前警告機能付通話録音装置
事前警告機能付通話録音装置

 寄贈式は4月に兵庫県警察本部で行われ、同組合の平山龍一理事長は「兵庫県でも特殊詐欺の被害件数が増えている。未然に防ぐために役立ててほしい」と述べた。寄贈を受け、同連合会の木村健副会長は「年々手口も巧妙になってきている。特に高齢者の被害が多く、この装置を有効に使っていきたい」と話した。

 同連合会は兵庫県警と協力し、贈られた装置を県民に貸し出すことにしている。

事前警告機能付通話録音装置パッケージ
事前警告機能付通話録音装置パッケージ

 兵庫県警によると、去年2022年に兵庫県内で認知された特殊詐欺の件数は1074件で、被害総額は約18憶1000万円と全国で6番目の多さ。被害者の約8割を65歳以上の高齢者が占めた。

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