親子でワクワク!『小学生のためのことば変身辞典』「おもしろい」だけでも15通り 読書感想文ヒントも | ラジトピ ラジオ関西トピックス

親子でワクワク!『小学生のためのことば変身辞典』「おもしろい」だけでも15通り 読書感想文ヒントも

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「読書感想文の書き方プリント」がTwitterで話題の元書店員でPOP職人、こな・つむりさんによる『表現力が伸びる!気持ちを伝える!小学生のためのことば変身辞典』(深谷圭助監修/カンゼン)が、11日に刊行された。

(提供:カンゼン)

 こなさんは3児の母で、書店を退職後POP職人として活躍するほか、読書感想文講座などの活動を行っている。同書は、自身が手がけた各講座の内容とPOP職人としての技術、母親としての経験をまとめたものという。イラスト、漫画や図をふんだんに用いるなど、子どもが興味を持ったり理解したりしやすいよう工夫が施されている。

 5章で構成されているこの本は、「国語力はなぜ必要?」など言葉にまつわる解説に始まり、文章書く際の基本や内容を膨らませるための手法は3パターンを紹介。また、読書感想文を書く際に考えをまとめる方法として親や家族への“インタビュー”を挙げ、進め方をわかりやすく説明している。

(提供:カンゼン)
(提供:カンゼン)

「言葉の変身」と銘打った第2章では、「うれしい」「悲しい」「感動する」「がんばる」など日常使いの13の言葉について、それぞれ他の表現を提案している。

 たとえば「おもしろい」は、まず複数の表現をイラストや例文入りで紹介。さらに、おもしろさのレベルを「とてもおもしろい」から「ちょっと笑ってしまう」まで横軸で示し、「へそで茶をわかす」「げらげら」から「にやにや」「苦笑い」まで、段階ごとに9語を並べたうえ、別枠で6通りの言い換えも追記している。

(提供:カンゼン)

 ほかにも、書く時と話す時の言葉の違いや、「コミュニケーション上手になるコツ」、さらにはPOPについての内容も盛り込まれている。

 こなさんは「『思ったことを言葉にするのが苦手』『言いたいことはあるけれど言葉が出てこない』『読書感想文を書くのがめんどう』と感じたことがある子どもたち、その親御さんに読んでもらいたい」としている。192ページ、1,650円(本体1,500円+税)

【著者】こな・つむり(川口諭美)
大学、専門学校でデザインとパターンを学び、卒業後はアパレル系企業にて7年勤務。結婚後、3人の子どもを出産し産休期間は粘土造形ハンドメイド作家として活動する。育児が落ち着いた後、書店員となり3店舗のPOP制作、装飾を担当し、ディスプレイコンテストで多数受賞。書店員を退職しフリーでPOP職人、装画イラストレーター、POP作り講座、読書感想文講座などの活動を続けている。

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