【ヴィッセル神戸】次節・柏戦へ向け調整スタート イニエスタも元気に練習&ファンサ 吉田監督「次の試合が大事」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【ヴィッセル神戸】次節・柏戦へ向け調整スタート イニエスタも元気に練習&ファンサ 吉田監督「次の試合が大事」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は16日、練習を公開した。ファンクラブ会員170人と報道陣が見守るなか、チームは約1時間のトレーニングを実施。5月20日(土)にアウェイの三協フロンテア柏スタジアムで行われるJ1第14節柏レイソル戦に向けて調整をスタートした。去就が注目される元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手もチームメイトとともに元気な姿を見せ、練習終了後にはファンサービスにも対応した。

精力的にプレーするMFアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)
ファンサービス対応を行うMFアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)

 前節では3位サンフレッチェ広島との上位対決を制し、勝点を29に伸ばして首位をキープしたヴィッセル。2位の横浜F・マリノス(勝点24)、3位タイの名古屋グランパス(勝点23)がそろって敗れたこともあり、上位陣との差を広げることができた。それでも、ヴィッセルの吉田孝行監督は、「フルマラソンでいうとまだ折り返し地点にも来ていないので、そういうところ(他チームの動向)は気にしていない。せっかく広島という素晴らしいチームに勝ったので、次の試合がもっと大事になる。しっかり勝点3を取らないといけないし、そっちにフォーカスしていきたい」と、すでに目線は次節の柏戦に向いている。

練習後の吉田孝行監督(右)。ルーキーのMF浦十藏選手(左)と。(写真:ラジオ関西)

 相手の柏は現在、勝点11で16位に沈んでいるが、吉田監督は「レイソルはそんなに弱いチームではない。中位から上位にきてもまったくおかしくない(力がある)。それだけのクオリティーとフィジカル、パワーをもった選手も多い」とリスペクトするとともに、「僕らは彼らの順位をみてやる必要はない。あくまでもチャレンジャーの気持ちでやりたい」と、一戦必勝の思いを述べた。

 また、柏のネルシーニョ監督とは、かつてヴィッセルで監督とコーチという間柄で、今回は師弟対決となるが、「勝負師であり、自分もマネジメントなど学ばせてもらった。リスペクトしかない」と敬意を表した港町の指揮官は、「ネルさんは何をしてくるかわからないというか、相手を見てネルさんなりに考えてやってくると思う。そういう意味ではいろんな準備をしなきゃいけない」と、名将を知るがゆえに、相手への警戒を強くしていた。

 囲み取材時には、イニエスタ選手への質問も飛び出したが、吉田監督は、「普通に練習できているし、状態はいいと思う。動きもかなりよくなってきている。起用について、もちろんコミュニケーションは大事だが、まずは自分のなかでレイソル戦に向けてしっかり整理していきたい」と話すにとどめた。

 一方、前節の広島戦で完封勝利の立役者となったGK前川黛也選手も報道陣の囲み取材に応じた。柏のネルシーニョ監督は、前川選手がプロ1年目のときの監督でもあったが、「すごくプロフェッショナルな監督であり、(ヴィッセルでともに過ごした期間は)短い間だったが、僕を受け入れてくれたチームの最初の監督でもある。その方に対して、いま、こうしてプレーで表現できるのはうれしいこと。全力でぶつかっていきたい」と、名将との対戦への思いをコメント。柏戦に向けて、「首位をキープできているのも、チーム全体の意識の高さが実を結んでいると思う。どんな相手だろうと油断せずに臨むことが勝利への近道。油断せずに臨んで勝ちたい」と意気込みを語った。

練習前の挨拶後、MFアンドレス・イニエスタ選手に労われていた、GK前川黛也選手(写真:ラジオ関西)
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