ラジオ関西は、「ヘルプマーク」に焦点を当てた特別番組『Made in Japan～ヘルプマークの今とこれから～』を、2023年5月31日（水）に放送した。
近年注目を集めるヘルプマークは、援助や配慮を必要としている人たちのため、2012年に東京都保健福祉局が作成したもの。
配慮を必要としている旨を周囲に知らせることで援助を得やすくする役割があり、現在は 日本全国の自治体に広まっている。
番組では、地域や世代別で認知度に違いはあるのかなどの街頭インタビュー、ヘルプマークを携帯している人や介助する人に、携帯するメリット・デメリットについての取材をおこなった。さらに、有識者によるヘルプマークの現状と今後についての解説を交え、日本社会における「ヘルプマークの今とこれから」を探求する内容になっている。
同番組の安田晴彦プロデューサーは、暮らしの中で発達障害について意識し始めたことをきっかけに、ヘルプマークの存在を気に懸けるようになったという。そして、かつての自分と照らし合わせ「きっと多くの方は、マークを認識してはいても、一歩踏み込んだ先までは知らないだろう」との想定のもと、番組を企画・発案したそう。
番組放送にあたり、安田氏は「取材を進めるうちに、日本生まれのヘルプマークから日本独特の文化が見えてきました。この番組を通じて、一人でも多くの人にハンディを持つ方や支援する方の考えを知っていただき、考えるきっかけとしてほしい。ぜひ聞いてもらえたら」と呼び掛けた。
