兵庫県は19日、「マイナ保険証」に同姓同名の別の人物をひもづけるミスがあり、約7か月間にわたって、名前や住所などの個人情報を他人がマイナポータルで閲覧できる状態にあったと発表した。マイナンバー(個人番号)の漏えいはないという。
県の職員が加入する地方職員共済組合兵庫県支部が2022年10月、組合員の被扶養者のマイナンバーを取得し、医療保険の加入者登録を行おうとした際、誤った生年月日を情報を入力。取得したマイナンバーは、その被扶養者と生年月日が同じで、同姓同名の別の人ものだったが見落とした。この人物が17日、マイナポータルに被扶養者の健康保険証の情報が表示されることに気が付いたことから誤登録が発覚。医療関係の情報も含まれていたとみられるが、県は確認中としている。
県はすでに情報を訂正し、両者に対し謝罪を行った。今後は誤入力のチェック体制を強化し、エラーのチェックを徹底することなどで再発を防ぎたいとしている。