自宅に火を付けたとして、兵庫県警神戸北署は21日までに現住建造物等放火容疑で、神戸市北区の無職の女(61)を逮捕、送検した。
焼け跡から1人の遺体が見つかり、神戸北署は連絡が取れていない、同居する80代の母親の可能性もあるとみて身元の確認を進めている。
女の逮捕容疑は18日午後0時35分ごろ、何らかの方法で自宅に放火し焼損させたとされる。神戸北署によると、女は通報時に「母親が家の中に残っている」と説明、「母親とけんかし、自分が死んだらいいと思った」と容疑を認めているという。
この火災で木造2階建て延べ約450平方メートルが全焼し、隣接する倉庫などにも火は燃え移った。
神戸北署によると、女は母親と2人暮らし。女が自ら110番通報し、「自分で火を付けた」という趣旨の話をしていた。女自身も、のどに軽いやけどをした。