プロ野球のロッテや阪神で活躍し、現在は独立リーグの北九州下関フェニックスで監督兼内野手として現役を続ける西岡剛氏が、22日放送のラジオ番組にゲスト出演。阪神時代のエピソードを明かした。
西岡氏と親交の深いフリーアナウンサーの田中大貴(番組パーソナリティー、元フジテレビアナウンサー)から、阪神1年目終盤のエピソードを振られた際には、次のように当時の思いを語った。
【田中】 印象的だったのが、メジャーリーグ(ミネソタ・ツインズ)から日本に帰ってきて、阪神での1年目、シーズン終わりくらいのときのこと。(球場で)阪神担当記者がいっぱいいるなかで、「大ちゃん」と呼ばれて、「ちょっとベンチに座って」と。何を言われるのかなと思ったら、「今年、何とかなりそうで、今、ホッとしてるんですよ。2割9分くらい(打てて)、何とかなって、ほんまよかったですよ」と、ぼそっと言っていた。そのときのことは覚えてる?
【西岡】 はい。関西出身なので、阪神に入って結果を出さなかったらどういう声が届くのかは理解したうえで、阪神に入ったんです。それも僕のなかではチャレンジでした。(当時は)1年目を終えたときにベストナインをとれて、うまく1年を過ごせてよかったなと(安どした)。
2013年、阪神に入った初年度のシーズン、西岡氏は主に1番・二塁手で活躍。122試合出場、打率2割9分、144安打という数字を残し、セ・リーグのベストナインに選出。同年にともに加入した福留孝介氏らとともに、チームの上位入り(2位)、クライマックスシリーズ出場に貢献。阪神時代の1年目は、西岡氏にとっても特別な1年だったという。
ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』に2週連続出演した、西岡氏。今回の後編でも、「僕は野球は4歳からはじめて約34年間やってきたし、野球以外の時間で野球のことで頭を回転させたくない(笑)。ラジオを聴いている人には、野球に興味のない人もいるんだから」と、あえて野球の深い話には触れようとせず。現マネージャーとの出会いや、クルマ遍歴の秘話などプライベートトークを展開し、そのバイタリティーに富んだ話ぶりもあって、スタジオを終始盛り上げた。
また、この番組は台本の内容がほぼなく、フリートーク中心だったことから、「野球の話をするんだったら、『何時何分から野球の話をしてください』と(言って!)」と、茶目っ気たっぷりにツッコミを入れる一幕も。それでも、ラジオのトークで「ツヨシ節」は最後まで全開だった。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2023年5月22日放送回より