吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)のなかで「電車に乗る際、好きな座席位置があるかどうか」について話した。
からし蓮根の2人はそろって「端の座席がいい」と即答。青空は、端の席には“人の出入りがある”という弱点があるため真ん中あたりに座りたい人の気持ちもわかるとしつつ、手すり部分にもたれられるというメリットは捨てきれないと語った。
「1席しかあいていない場合は座らない」という青空。最後の1席に座ることで集まるかもしれない周囲の目が気になるそうで、「3席ほどあいていたら安心して座ることができる」と繊細な一面をのぞかせた。
好きな座席位置があるという男性リスナーからは「進行方向に向かって座席が並んでいる場合、右側の窓側席が好き」というかなり詳細な答えが届いた。すれ違う列車や景色を見たいというのが理由だそうで、先頭車両から進行方向の展望を見るのも好きだとつづられていた。
大学生のころは2度の乗り換えをしながら通学していたという女性リスナーは、からし蓮根の2人と同じく「できるだけ端っこの座席が好き」なのだそう。車両の選び方にもこだわりがあり、できるだけ人が少ない車両に乗るために階段やエスカレーターから離れた場所を選んでいたようだ。
少数派ではあるが、好きな座席位置はないというリスナーからもメールが届いた。「おおらかでおおざっぱなO型人間」だというリスナーは、なにも気にせずあいている座席があれば座るのだそう。
ほかに「加齢臭ぷんぷんのおじさんが横に座るのが嫌なので、座らずドア側に立っているのが好きです」というリスナーもいた。このメールを読み上げた青空は「横に座る人の運はある。くじびきみたいなもん」と共感を示した。
なかには「電車で座るのが苦手なので、座席は利用しない」という人も。誰かの隣に座って長時間移動するのが苦手なうえに、お年寄りに席をゆずるかどうか迷うこともあるため立っていることを選ぶのだという。新幹線を利用する際も自由席を取ったうえでデッキに立って移動するという徹底ぶりに、伊織は「これは強者だ」と驚いた。
新大阪から東京に向かう場合、どこまで立っていれるかと尋ねられた青空は「行けても名古屋」だと返答。「名古屋から新横浜の間はたとえ座っていても長い」と続けると、伊織は共感の表情を浮かべた。
全体の意見を集計すると、電車に乗る時に好きな座席位置がある人は75%、ない人は25%となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2023年5月24日放送回より