新型コロナウイルスによる影響で、大阪・繁盛亭や神戸・喜楽館などの高座が軒並み休止に追い込まれるなか、落語家としてどうすべきか。悩んだ末に露の吉次が出した結論は……。
「吉ちゃん」の愛称で、ラジオ関西の水曜日のワイドショー『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』にレギュラー出演している落語家、露の吉次。番組の冒頭、バンバンこと、ばんばひろふみの紹介は、「コロナ(終息)祈願で、ついに吉次師匠は即身成仏されました」。
「笑い」は、ウイルスに打ち勝つ免疫力のアップに効果があると言われている。ところが、落語家の舞台は軒並み休止状態。「何か自分にできることはないか」と考えた末に、「こんな世の中だから、すこしでも明るく照らしたい」と頭を丸めた。
これにはバンバンや、おたか姉さんこと増井孝子もビックリ。「家族に相談したら大反対された」と吉ちゃん。「お父さんはあの歌舞伎役者の市川海老蔵のようになるんやで」と説得し、「それなら」と許可を得たという。「カニ蔵や」「小坊主や」と散々突っ込まれた挙句、スキンヘッドの形の良さを絶賛され、青々とした頭を照れくさそうになでた。
番組スタッフを見渡せば、プロデューサーもスキンヘッド。バンバンも「それなら俺も」とつい漏らしてしまい、吉ちゃんから「おーっ。こっちへこいよ」とあおられる展開に。コロナウイルス感染防止のため「外出自粛で家にいる日が多い」というバンバン。「頭もボサボサ。気持ちを切り替えようと、散髪の予定を入れている」という。果たしてその結末は……。29日午前10時からの番組とホームページで。