新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、兵庫県は27日、使用を制限するよう要請していたパチンコ店のうち要請に応じなかった店舗の名前を県のホームページで公表した。
兵庫県は、4月15日付けで感染の拡大につながる県内の施設に対し、使用制限の協力要請を行ったが、一部で要請に応じない施設があったため、その施設名を公表し改めて使用停止を要請した。
公表された施設はいずれもパチンコ店。
▼神戸市「フェニックス新在家」、「フェニックス摩耶店」
▼豊岡市「ぱちんこ村」、「ワールドカップ」、「ワールドカップⅡ」
▼佐用町「山光会館」
また、新たに宿泊施設や学習塾などの教育機関や、生活必需品を扱わない小規模の店舗についても、追加で休業を要請する。これらの施設についての要請は大型連休の4月29日から5月6日までで、この中には有馬温泉の旅館なども含まれる。
兵庫県の井戸敏三知事は「特に患者が発生していない地域では、理解を得るのが難しいかもしれないが、地域外からも人が集まるという可能性も十分考えられるので、ぜひとも休業に協力していただきたい」と呼びかけた。