宝塚歌劇団花組の永久輝せあが、4月27日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、花組生となった心境や最近の想いなどについて語った。
昨年12月の『タカラヅカスペシャル2019』から花組生として舞台に立つ永久輝。「本番で花組コーナーに出たときに実感した」と、組替え当時の心境を明かした。本格的な花組デビューとなった、1月の『DANCE OLYMPIA』の話にも触れ、「花組ファンの方と舞台でお会いするのは初めてだったので初日はすごく緊張した。フラメンコや太鼓、ストリートダンスなど初めてのことがありすぎて、お稽古は本当に大変だったし、初日は幕を下ろすことに必死だった。でも公演中は楽しかった」と思い出を振り返った。
3月に幕が開く予定だった『はいからさんが通る』については、「初演をスカイステージで見て、楽しい作品という印象だったので、やれると聞いて楽しみだった」と、公演が決まったときの印象を披露。パーソナリティーの小山乃里子から「中止になってしまったけれど、今の気持ちは?」と聞かれると、「お客様あってこそのエンターテイメントということを実感している。観てくださる方がいるのがどれだけ大事かと思い知らされる日々」と語った。
この4月に研究科10年になった永久輝。「変わらぬ努力をしなければと思うが、やってみたいことが増えたり、宝塚が好きと思えるようになったのは、10年目の余裕かもしれない」と明るく締めくくった。