「6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになれる」。ヨーロッパの古い言い伝え「ジューンブライド(June Bride)」を知っている人は多いだろう。そんなジューンブライド真っ只中である6月17日放送のラジオ番組で、DJ KOOが「昭和・平成に愛されたウエディングソング」について語った。
日本にも定着して久しい「ジューンブライド」という言葉だが、これは日本のホテル・ブライダル業界によって国内にも広められたのだそう。バブル全盛期となる1980年代には海外のウエディングパーティー文化が広まり、豪華な挙式がひとつのトレンドとなった。そんな結婚式を盛り上げるためにはさまざまな演出や小道具が欠かせないが、DJ KOOは「やっぱり結婚式で重要なのは音楽だと思う」とコメント。
自身も知人や友人の結婚式で選曲などを頼まれた経験があるといい、当時、TRFのマネージャーをしていたスタッフが結婚した際にはサウンドプロデュースを担当。入場曲に『BOY MEETS GIRL』を流したことを明かした。
結婚式を彩るウエディングソングは、昭和・平成・令和と時代によってさまざまだ。昭和の定番といえば、チェリッシュ『てんとう虫のサンバ』、加山雄三『お嫁においでよ』をはじめに、さだまさし『関白宣言』、吉田拓郎『結婚しようよ』、小柳ルミ子『瀬戸の花嫁』、山口百恵『秋桜』などを思い浮かべる人も多いだろう。
平成になると、木村カエラ『Butterfly』、Superfly『愛をこめて花束を』、安室奈美恵『CAN YOU CELEBRATE?』、藤井フミヤ『TRUE LOVE』といった邦楽のほか、ディズニー映画のサウンドトラックやホイットニー・ヒューストン『I Will Always Love You』などの洋楽も多くの人に親しまれた。
時代が令和へと移り変わった今、次はどのような楽曲がウエディングシーンを彩っていくのだろうか。
DJ KOOは「DJ的な目線でいうとやっぱり華やかな曲がいいな」と話したうえで、このように付け加えた。
「結婚式は(新郎新婦である)2人が主役なんだけど、そこまで育てた親も主役だと思っているので、『この子は昔からこの曲が好きだったなあ』なんて思えるような心に響く曲がかかると素敵ですよね。そのなかにTRFの曲があるとうれしいです。『EZ DO DANCE』で入場するパリピな結婚式があってもいいんじゃないでしょうか(笑)」(DJ KOO)
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年6月17日放送回より