神戸市兵庫区の新開地にある「神戸アートビレッジセンター」が、名称も新たに「新開地アートひろば」となって4月1日(土)よりリニューアルオープンした。名称や施設、そしてロゴデザインも「ひらいた」「ひろば」「ひらめき」の「ひ」をモチーフにしたロゴに刷新。明るく親しみやすい空間に生まれ変わっている。
同施設はもともと、1996(平成8)年に「神戸アートビレッジセンター(KAVC)」としてオープンし、さまざまなアートイベントやワークショップなどを開催してきた。その後、2021(令和3)年にオープン25年を迎えたことを機にリニューアルを実施し、現在の「新開地アートひろば」として生まれ変わった。アートに関心がある人々だけでなく多様な市民が日常的に利用する場所とするため、地域に開かれた施設を目指している。
かつて、新開地は大衆演劇から映画まで多種多様な文化が入り混じる神戸随一の興行街として栄え、神戸の都市文化を生み・育ててきた。「新開地アートひろば」の名称には、「アートの力を通じて新開地をさらに活気あふれる街にしたい」という思いも込められている。
1階エントランスはフリースペース「コミュニティスペース1room」として常時無料開放されており、床面には屋外の公園を思わせる芝生や水たまりをイメージしたデザインが施されている。全国の文化施設やギャラリーなどの催し物チラシが並ぶ「情報コーナー」も設けられている。午前10時〜午後10時まで利用可能。
同じフロアには、おもに小学生までの子どもと、その保護者を対象としたフリースペース「てててパーク」もある。子どもたちが過ごしやすいよう床面はゴム素材でできており、絵本コーナーや授乳室のほか、有馬玩具博物館が監修した木製や海外製のおもちゃを取りそろえたおもちゃコーナーが設置されている。
2階にある「ホール」は音響設備がリニューアルされており、演劇・ダンス・音楽の公演などに利用することができる。
もともと1階にあった「ギャラリー」は地下1階に移設されている。月替わりで展示企画が予定されており、6月30日(金)までは「ズガ・コーサクとクリ・エイト二人展『地下道』」を開催している。展示時間は午前10時〜午後5時半まで(火曜日休館)。入場無料。
地下1階「スタジオ」や、3階「会議室」、4階にある鏡張りの「リハーサル室」は従来通り利用が可能。さらに、オリジナルTシャツの作成などができる3階「シルクスクリーン工房(アトリエ)」は開放日数が増え、専門スタッフも常駐している。
【新開地アートひろば|2023年4月29日リニューアルオープン】
【神戸市:「神戸アートビレッジセンター」が 「新開地アートひろば」にリニューアル!】
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