神戸・男児遺棄 母親ら4人、死亡後に大阪・京都へ 兵庫県警、足取り捜査 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸・男児遺棄 母親ら4人、死亡後に大阪・京都へ 兵庫県警、足取り捜査

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 神戸市西区の草むらで男児(6)の遺体が見つかり、祖母の女性(57)に対する監禁、傷害容疑できょうだい4人が逮捕された事件で、 男児が死亡した6月20日以降、4人が神戸を出て大阪、京都へ移動していたとみられることが捜査関係者への取材でわかった。
 逮捕されたきょうだいは女性の実子で、 長女A(34)、次男B(32)、次女C・三女D(いずれも30)。

 4人は2023年3~6月ごろ、神戸市西区玉津町の自宅内で、女性を数十回押し入れに断続的に監禁し、6月19日ごろ背中を鉄パイプで殴るなどしてけがをさせた疑いが持たれている。
 一方、草むらに遺棄された男児も同19日に死亡したと推定されている(司法解剖結果による)。
 女性はその翌日の20日、きょうだい4人が外出したすきに逃げ出し、神戸市垂水区内で保護された。

阪急東通商店街(大阪市北区小松原町周辺) ※画像を一部加工しています

 同日正午前、4人とみられる姿を大阪市北区・梅田の阪急東通商店街の防犯カメラがとらえていた。また、翌21日には京都市内のインターネットカフェに宿泊していたとみられることわかった。
 京都での宿泊は、所持品のインターネットカフェの会員証の利用履歴で判明したという。4人の身柄が確保されたのは、神戸市中央区の三宮センター街で、京都から戻ってきた後だったとみられる。

 捜査関係者によると、逮捕された女3人のうち1人が「次男の指示で(男児の遺体を入れる)スーツケースの準備を指示された」という趣旨の供述をしているという。
 女性と長女A、次女C、三女Dは2011年からこの住宅に住み、次男は別の場所に住んでいた。次男は2022年末からこの家庭で同居するようになったという。

 兵庫県警は、同居していた男児の死亡の経緯と、祖母にあたる女性への暴行との関連を調べる。

LINEで送る

関連記事