新型コロナウイルスの流行が落ち着きをみせたあとも、引き続き在宅ワークをしているという人は多い。自宅で仕事をするための環境づくりで重要なのはどういう点なのか。家具のプロに聞いてみた。
ウォールナット材を主体としたヨーロピアンモダンテイストのインテリアを取り扱う「songdream KOBE(ソングドリームコウベ)」(神戸市東灘区・六甲アイランド)のストアマネージャー、片山優さんは「くつろぎの空間である自宅で誘惑に負けず、集中して仕事に取り組むのはなかなか難しいですが……」と前置きしつつ、やはり効率的に作業をするためにはまず天板のサイズや引出など“働き方”に合った使いやすいデスクを選ぶことが大切だとした。
とはいえ、機能面ばかりを追求しすぎるとリビングダイニング空間がそっけない雰囲気になってしまいがち。仕事における利便性や生産性という面は大切にしつつも「特にリビングダイニングなど人目に触れやすい場所に作業場を設ける場合は、デスクのデザインにもこだわってほしい」と語る片山さんにおすすめを教えてもらった。
まずは「POST SCRIPTUM DESK(ポスト スクリプタム デスク)」。革新的なデザイン哲学のもとに作られたデスクで、360度どの方向からでも美しいのが特徴。「大胆ながら厳密な分析からもたらされた洗練されたフォルムを楽しめます。一般的な書斎や自宅の仕事場の概念を超えて、格好よくスタイリッシュな空間を演出します」と片山さんも太鼓判を押す。自宅や事務所のほか、店やショップの受付などカウンター代わりにもおすすめだそうだ。
続いて紹介してくれたのは「OLEZZO(オレッゾ) デスク付ブックケース」。大型ブックケースと対面デスクが一体化したユニットデスクで、デザイン性を保ちながら利便性の高い機能が盛り込まれている。「仕事に必要な資料や本・雑誌関係はもちろん、お好きな雑貨などを加えて飾って楽しめる大収納量デスク。スライドガラス扉にはブラック、レール部にはシルバー色を採用しウォールナットとのコントラストは洗練された印象を与える」と片山さん。ブックケースとデスク位置は中央と左右の3か所に取付けでき、プライベートスペースはもちろんオフィス空間などにも充分に対応できるという。
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在宅での仕事がはかどらなくて悩んでいる人は、デスクの見直しを検討してみるのがいいかもしれない。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
◆songdream KOBE(ソングドリームコウベ)
ヨーロッパ人デザイナーを起用し、海外から直輸入して販売を行うヨーロピアンモダンテイストのインテリアメーカー。
【場所】六甲ライナー・アイランドセンター駅直通 神戸ファッションマート3階
【営業時間】午前10時~午後6時
【定休日】毎週水曜日