2023-24シーズンから本拠地を神戸市に移すプロバスケットボールBリーグ2部(B2)の西宮ストークスが16日会見し、新しいチーム名を「神戸ストークス」に決めた、と発表しました。
西宮ストークスは、2011年に「兵庫ストークス」として発足し、15年に本拠地を西宮市に移転、Bリーグ初年度の16-17シーズンには2部の初代チャンピオンに輝きました。その後、リーグがクラブの経営力によってカテゴリーを決める「新B1」を2026年に創設する方針を発表。初年度からの参入を目指すストークスは、23-24シーズンに1試合平均4千人の入場者数や12億円以上の売上などの条件を満たす必要があり、神戸への移転を決めました。
これまでホームアリーナだった西宮市立中央体育館の収容人数は3千人で、入場者数の上限を満たせません。そこで、23-24シーズンは同8千人の神戸・ポートアイランドのワールド記念ホールを使い、現在工事中で、2025年4月に開業が予定されている、1万人を収容できる「神戸アリーナ」に段階的に移る方針です。
会見には、森山友広ヘッドコーチのほか、新ユニフォームを身にまとった、道原紀晃、中西良太(いずれも神戸市出身)、川島聖那の3選手が登壇しました。道原選手は、「幼い頃は、神戸にチームができるなど思ってもみなかったので、そこでプレーすることは夢のよう。チームが神戸に根差して進んでいけるよう、小さな活動から少しずつ頑張っていきたい」と意気込みを述べました。
また、新しいクラブのロゴも合わせて発表されました。これまでの円形のものから、シンプルでクラシカルな逆三角形のものに変わりますが、チームカラーのグリーンはそのままです。
神戸移転後の初戦は、10月25日にワールド記念ホールで予定されています。