夏の高校野球・兵庫大会（第105回全国高校野球選手権記念兵庫大会）は27日、ほっともっとフィールド神戸（神戸市須磨区）で決勝戦が行われ、社が明石商に5-4でサヨナラ勝ちし、兵庫156チームの頂点に立った。社は夏の大会で2年連続2度目の出場。今春のセンバツとあわせて、3季連続の甲子園となる。
球場の開門が早まるなど、朝から多くの高校野球ファンが集った兵庫大会の決勝戦。快晴、猛暑のなかで午後1時からプレーボールされた公立校同士の対決は、序盤から社、明石商の両校が得点を奪い合う展開に。
明石商が2回表に押し出し四球で先手を取れば、3回裏に社は4番・合田華都（3年）のライト前タイムリーヒットで1点を返す。
4回表、明石商が2死から1番・陰山啓志（2年）のレフト前タイムリーヒットと、押し出し四球で2点を取って突き放す。それでも、5回裏に社は2死満塁から6番の年綱皓（3年）がセンター前ヒットを放ち、2者生還。試合は再び振り出しに。
6回裏、社は2番の隈翼（3年）がタイムリー2塁打を放ち、この試合初めてリードを奪った。その後、社の2番手投手・福田海晴（2年）が好リリーフを見せるなど、社の1点リードのままで試合は進む。
それでも9回表、明石商が粘りを見せた。2塁打や相手のエラーでチャンスを切り開くと、途中出場の3番打者・藤本修（3年）がスクイズを決め、土壇場で4-4に追い付いた。
しかし、9回裏、社は連打と四球で2死満塁とすると、8番の藤井竜之介（3年）がショートの右をわずかに抜いていくセンター前タイムリーヒットを放ち、サヨナラ勝利。劇的な幕切れでシーソーゲームを制した社は、2年連続で兵庫の夏の栄冠を手にした。
㊗️社高校㊗️
兵庫県大会優勝おめでとうございます！最終回見事なサヨナラ勝ち。
そしてグラウンドで戦った選手たち、
猛暑の中お疲れさまでした！#高校野球#社高校 pic.twitter.com/48XKwcXyzB— ラジオ関西広報担当のつぶやき【公式】⚡️📻⚡️ (@Radio_Kansai_PR) July 27, 2023
