シリーズ初、3DCG化されました。映画『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』が、8月4日(金)から全国東宝系で公開されます。
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映画の冒頭は、宇宙の映像と不思議なナレーションで始まります。
「40年前、一つの予言書が発見された。20と23が並ぶ年に天から二つの光が降るであろう。一つは暗黒の光、もう一つは小さな白い光……やがて暗黒の光は強大な力を持ち、平和をごっつ乱し、世界にめっちゃ混乱を招くことになるんやでえ」
これは、ノストラダムスの隣町に住む“ヌスットラダマス”が残した予言です。
「参上! ブラジャーマスクマン!」
しんのすけは、母ちゃん・みさえのピンクのブラジャーをスーパーヒーローの仮面に見立て、顔につけて遊んでいます。
「こーらぁ! しんのすけ!」
その夜。しんのすけの父ちゃん・ひろしは、会社帰りに同僚と一杯やろうと、新橋の焼き鳥屋へ向かっています。駅前でティッシュを配る青年の様子が気になり、「大丈夫か?」と声をかけました。道を行く人にからまれていたからです。
一方、カスカベ市の野原家。母ちゃんが近くのコンビニへお使いに出かけ、しんのすけとひまわりがお留守番。夕飯ができるのを待っています。
このとき、宇宙から飛んできた暗黒の光と白い光が日本列島へ接近、白い光がカスカベ市の野原家へ降りて行きました。白い光はしんのすけに命中します。
しんのすけの体に不思議な力がみなぎります。
「お尻が……お尻がアツいゾ……」
しんのすけがその力に身を任せ、お尻に意識を集中するとおもちゃがフワフワと宙に浮きました。