女子W杯得点王・宮澤に、元代表がWEリーグ残留のススメ「五輪で活躍したらサポーターも覚悟を」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

女子W杯得点王・宮澤に、元代表がWEリーグ残留のススメ「五輪で活躍したらサポーターも覚悟を」

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 サッカー日本女子代表・なでしこジャパンのMF宮澤ひなた選手が大会トップの5得点を記録し、ゴールデンブーツ賞(得点王)を獲得した「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」。元なでしこジャパンDFがラジオ番組で同大会を振り返るとともに、女子W杯で奮闘したなでしこのシンデレラガールを絶賛しました。

「FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023」でなでしこは2度目の栄冠には届かず、スウェーデン女子代表に準々決勝で敗れ、ベスト8止まりに。同大会はイングランド女子代表を決勝で1-0と下したスペイン女子代表が初優勝を果たして幕を閉じました。

 元なでしこジャパンDFの川上直子氏は、21日放送のラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』で、「スペインとイングランドは国内リーグが盛り上がってきている。その差が出たのかもしれない。日本もWEリーグがもっと活気づいていかないといけない」と、3年目を迎える国内女子プロリーグの活性化が重要だと述べていました。

川上直子氏(写真:ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』)

 それでも、WEリーグ・マイナビ仙台レディースで活躍を続け、女子W杯の舞台でトップスコアラーとなった宮澤選手については、「本人もポジション的に(得点王は)まさかと思っているかもしれない。でも、どの得点も素晴らしい抜け出しで、澤穂希さん以来の得点王。優勝は逃したが、これは代々語り継がれると思う。まさに『世界のミヤザワ』になった。どこか海外のチームは必ず声をかけるだろう」と、賛辞を惜しみません。

宮澤ひなた選手(写真:ラジオ関西)

 その一方で、「彼女的にも海外で一回活躍してみたいという気持ちも少なくはないと思うが、成長した姿を(間近で)見たい気持ちもありつつ、WEリーグからいなくなってしまうとさびしい……」と、WEリーグ目玉選手が、女子サッカーが盛んな欧米のクラブから注目されることについて、国内女子サッカーのファン・サポーターや関係者の率直な思いも代弁していました。

 来年のパリ五輪に向けたアジア2次予選が10月末から始まることもあり、「移籍は、このタイミングは難しいかな。今年はマイナビでやってくれるのかなと思う」と、今シーズンはWEリーグでの精進を勧めた川上氏。それでも、「(パリ)五輪で再度活躍したときには、ファン・サポーターは覚悟を決めて『いってらっしゃい』と送り出さないといけませんね」と、近い将来の海外移籍も覚悟のうえ、「まだ(23歳と)若いし、ここからもっともっと伸びていく選手。あと少なくても2度は女子W杯に出られるのかなと思う」と、宮澤選手のさらなる飛躍に期待を寄せていました。

 今回の女子W杯のなでしこについては、「どの選手もゴールを目指せるのが今回のなでしこの選手の特長で、見ていて楽しい部分だった。FWしか点を取れないというのではなく、どのポジションの選手もすごくゴールを狙っているし、『自分がやってやろう!』という感じが出ていて、そこはすごくよかった」と評価。「疲れもあるでしょうから、代表に行っていた選手はしっかり休んで、けがのないよう、WEリーグを盛り上げてほしい」とエールを贈っていました。

 2023-24シーズンのWEリーグは今秋の11月11日(土)からスタートしますが、それに先立って今週末の8月26日(土)から「WEリーグカップ」が開幕します。新たに加わったセレッソ大阪ヤンマーレディースを含めた12チームが、2グループに分かれて1回戦総当たりのリーグ戦を行い、各グループ上位1チームがファイナルに進出。10月14日(土)に神奈川県川崎市の等々力陸上競技場で決勝戦が行われます。なお、WEリーグカップのグループステージ全30試合は、スポーツナビとWEリーグ公式YouTubeチャンネルで無料配信されることが、WEリーグから発表されています。

今回の女子W杯で活躍が目立った宮澤ひなた選手(左)と、田中美南選手(右) (写真:ラジオ関西)
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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2023/08/21/月 18:30-19:00

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