「人の才能は一つだけじゃない」 ヨットセーラーが語る、“挑戦”と“経験”の重要性 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「人の才能は一つだけじゃない」 ヨットセーラーが語る、“挑戦”と“経験”の重要性

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 長距離外洋レースへの出場経験もあるヨットセーラーがラジオ番組に出演し、自身のチャレンジ精神について語った。

外洋ヨットセーラーの中野佳代子さん(写真左)、番組パーソナリティーの西岡詩穂(同右)

 8月12日放送のラジオ番組『アスカツ!』(ラジオ関西)に出演した、中野佳代子さん。イタリアでヨットの美しさに触れたことを契機に、ヨットに興味を抱いたという。その後、友人の「レースに参加しないか」という誘いがヨットレーシングへの情熱のはじまりとなった。小さなヨットでレース活動を開始し、今では40フィート(12.192メートル)ものヨットで外洋レースにチャレンジしている。

 毎週欠かさず練習するほど、ヨットに熱中した中野さん。経験を積んでいくなかで世界選手権を目指す仲間に出会い、ともに世界選手権に出場することを決意した。

 番組パーソナリティーの西岡詩穂氏が「私だけの光景」をテーマに、独自の風景について尋ねたところ、中野さんは「360度海しか見えない光景が特別」と回答。その理由は「地球の丸さを感じられるから」だという。

 特に印象に残っているレースとして、2019年12月から2020年1月にかけて行われた、横浜からパラオ共和国を目指す国際外洋ヨットレースを挙げた中野さん。冬の日本を出発し、南下するにつれて気温が上昇。海の色も緑から深い青へと変わっていくという、美しい変化を経験したという。

「人の才能はひとつだけではない」と断言する中野さんは、人々が年齢を理由に新たなチャレンジを避ける姿勢に疑問を呈する。中野さん自身、モデルや映画出演など多岐にわたる活動を経験しており、それらが「新たな視点や経験の連鎖を生んでいる」と熱弁した。

 番組パーソナリティーの中田仁之氏が「失敗も経験の一部として受け入れると、後に役立つことがある」と話すと、中野さんも同意し「挑戦と経験が新しいおもしろい結果を生み出す」と続けた。自身に特別な才能があるわけではないが、日々の練習によってヨットで全日本3位などの成果を得られたと語り、継続的な努力が大切であることを強調した。

 中野さんは、近い将来に本を出版することを発表。本の出版は長らくの願望であり、現在その執筆作業に励んでいるという。西岡は、「中野さんの言葉が本として多くの人に届くことを楽しみにしている」と声を弾ませた。

外洋ヨットセーラーの中野佳代子さん(写真左)、番組パーソナリティーの西岡詩穂(同右)

※ラジオ関西『アスカツ!』2023年8月12日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
【番組公式Twitter】



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