「人はひとりじゃ元気になれない」 歌手・山本リンダが伝える、つらい経験を乗り越える方法 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「人はひとりじゃ元気になれない」 歌手・山本リンダが伝える、つらい経験を乗り越える方法

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 シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。9月3日の放送では、歌手の山本リンダがゲスト出演。歌手を志した経緯や、つらい経験を乗り越える方法について語った。

歌手・山本リンダ(写真左)、番組パーソナリティー・シンガーソングライターの川嶋あい(同右)

 生後1歳で父を亡くし、母に女手ひとつで育てられた山本。小学生のころにファッションモデルとしてデビューし、その後、高校在学中となる15歳で歌手デビューを果たした。1966年発売のデビュー曲『こまっちゃうナ』は100万枚を超える大ヒットとなり、翌1967年にはNHK『紅白歌合戦』初出場。タレントとしても精力的に活動しながら、以降も『どうにもとまらない』『狙いうち』など数多くのヒット作を生み出してきた。

 幼いころ、音楽好きの母の影響もあり蓄音機から流れる音に合わせて踊ることが好きだったという山本。同時に「歌うこともとっても好きになった」そうで、この経験が歌手を志すきっかけになったと明かした。

 歌手としてのデビュー後、さまざまな舞台を観劇した山本は「歌って本当にすごいな。どんなに落ち込んでいても、帰るときには元気になれる」「私も長く歌える歌手になりたい」と感銘を受けた。デビュー以降なかなかヒット曲に恵まれず悩んでいたが、歌手として長く歌い続けるためにも、『こまっちゃうナ』のようなかわいい楽曲のイメージを払拭していきたいと奮起。幾度となく挑戦を続けた結果に巡りあえたのが『どうにもとまらない』だった。

 過去のつらかった経験について、いじめられた子ども時代を振り返った山本。泣きながら小学校から帰ってきたある日、母は「そんなこと気にしちゃいけないよ。それぞれみんなにいいところがあって、あつ子(山本の本名)は素晴らしいんだから」と抱き締めてくれた。そんな母の愛情を感じながら、子ども時代を乗り越えてきたという。

 今後の活動について、山本は「健康で、そして『長く歌い続けていきたい』という思いは昔と同じように変わらない」とコメントを残した。

 現在、さまざまな悩みを抱えるリスナーに向けて、このようにメッセージを送った。

「ほかの人が思っているよりも、『なんで私はこうなんだろう』と自分で自分を責めてしまうことはあると思う。だからこそ、自分に優しくしてあげることはすごく大切。そして、自分のいいところを探しながら、身近にいる人のいいところも探してほしい。『桜梅桃李(おうばいとうり)』という言葉があって、それぞれにいいところ・その人にしかない“味”がある。それぞれが持っている良さを見つけながら触れ合っていければ、元気が出てくる。人間って、ひとりじゃ元気が出ないの」(山本)

歌手・山本リンダ(写真左)、番組パーソナリティー・シンガーソングライターの川嶋あい(同右)

※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2023年9月3日放送回より


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『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】





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明日への扉~いのちのラジオ+~ | ラジオ関西 | 2023/09/03/日 17:00-17:30

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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