中山優馬ら出演の舞台公演が来年2月に決定 “へそのまち”兵庫・西脇、新たな市民ホールへの期待 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

中山優馬ら出演の舞台公演が来年2月に決定 “へそのまち”兵庫・西脇、新たな市民ホールへの期待

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 兵庫県では主に阪神地域(神戸・西宮・宝塚・尼崎・伊丹)や姫路で著名な俳優陣が出演する舞台が上演されていますが、「日本のへそ」のまちとして知られる西脇市に近年生まれた複合施設内の市民ホールでも、注目のステージが来年2月に行われることが決まりました。ホールの特長や舞台上演を期待する思いについて、関係者に話を聞きました。

 2021(令和3)年5月、西脇市に誕生した、市庁舎・市民交流施設・健康福祉連携施設で構成された複合施設「オリナス」。「つながり」をテーマに、誰もが利用しやすい行政機能と、健康・地域・観光を軸とした3つの交流機能を有しており、まちのにぎわいづくりの新たな拠点を目指しているそうです。愛称の「Orinas(オリナス)」には、多くの人がこの施設に集い、交流し、様々な活動が展開されることによって、彩り豊かなまちをともに織りなすためのきっかけの場所となるようにとの思いが込められています。

複合施設「オリナス」(写真提供:西脇市市民交流施設)

「オリナス」の一角にある「オリナスホール」は、約600席(602席、車椅子席あり)を有し、劇場・音楽堂等のホールでは中規模にあたるでしょうか。ちなみに、同じ県内の施設だと、西宮市にある「兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール」(800席、オーケストラピット席104席を含む)、「尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホール・オクト」(650席、可動席使用時は最大804席)などとほぼ同クラスになります。

 ここでは、これまで岸谷香さんや山崎まさよしさん、世良公則さんら著名アーティストのライブも開催されてきました。このたび、来年(2024年)2月18日(日)には、中山優馬さん、柴田理恵さん、風間杜夫さん、白石加代子さんというステージでの実績抜群の俳優陣が揃う舞台「『大誘拐』~四人で大スペクタクル~」が行われる予定です。東名阪をはじめ全国13か所で行われる同舞台ですが、兵庫県では同ホールのみでの上演となります。

「オリナスホール」(写真提供:西脇市市民交流施設)

「開館から2年、ストレートプレイの舞台作品の上演は初めてになります。今回のような著名な方々が一堂に会す公演も『初めて』実施します! まだまだ当施設についてご存じでない方も多くいらっしゃいます。今までにない舞台作品の上演で、初めて当施設を訪れる人がいらっしゃるとうれしいです。今回の作品は4人で繰り広げるドタバタ喜劇。たくさんの笑顔が広がってほしいです」と、「オリナス」の担当者、西脇市市民交流施設事業担当の川越みのりさんも、待望の舞台公演を楽しみにしている一人です。

「当施設の照明設備はすべてLED機材を搭載し、音響設備も最新の機材を使用しています。華やかな演出、迫力のサウンドをお楽しみいただけます。また、602席のほどよくコンパクトなホールでは、出演者が近く感じることができます」(川越さん)という会場でのステージは、見応えのあるものになる予感が存分に漂います。

「『大誘拐』~四人で大スペクタクル~」の市民先行販売は9月30日に行われ、予定枚数の100枚があっという間に完売したそう。西脇市民の関心の高さもうかがえました。一般販売はあす10月7日(土)にスタート。舞台に関する詳細は、「オリナス」の公式サイトにも掲載されています。

「『大誘拐』~四人で大スペクタクル~」

「西脇市民をはじめ近隣の方々にインパクトを与えるような、著名人のライブや講演会、新鮮な刺激を与えられるような作品の上演を誘致していきます。また、スカッシュコートや調理室など様々なお部屋を併設している特徴を生かし、気軽に新しいことにチャレンジできるような、ワークショップや講座の展開もしてまいります」と、川越さんは今後の「オリナス」での展開について抱負を述べていました。

 西脇の地に生まれた、「オリナス」。その名に込められたような新たな交流の場として、そして、文化の発信拠点として、今後も楽しみは尽きません。

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