「不良をボコボコに」　ロックンロールバンド・横浜銀蝿も恐れる最強番長がいた!?　豪傑エピソード

　吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』（ラジオ関西、月－木午後2時30分～）に、ロックンロールバンド「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL」からボーカル・翔とギター・‎Johnnyがゲスト出演。さまざまなトークを繰り広げた。

　学生時代にまつわるトークを展開しているなか、突然「ケンカしたことあります？」と翔に質問を投げかけた、からし蓮根・伊織。翔によると、昭和の時代は目が合っただけでケンカに発展していたそうだが、ケンカを通して友情が芽生えることもあったのだとか。これに対し、Johnnyも「昭和の常識は今の非常識だからね」と大きくうなずいた。

　伊織が「番長とかやってたんですか？」と切り込むと、自分ではなく別に番長がいたことを明かした翔。その番長は中学3年生のときに転校してきたそうで、翔いわく「あまりの荒れように、広島からずっと流れてきて横浜に流れ着いた」のだとか。不良を「ボコボコにしていた」という番長と翔の仲は良かったものの、番長は結局、転校してきてからわずか3か月で横浜を離れてしまったという。笑い混じりに当時を懐かしむ翔だったが、話を聞いていた青空は「豪傑すぎるって！」と驚きを隠せない様子だった。

　続いて、話題はこの日のトークテーマ「はだしに靴を履くのはアリかナシか」へと移った。‎トークテーマを聞き、おもむろに靴と靴下を脱ぎだしたJohnny。そのまま足を青空に見せると、「俺は外反母趾（がいはんぼし）だから、はだしに靴はナシ」とコメント。Johnnyの突然の行動に、青空は「見た目とだいぶギャップがありましたよ。近づいて来られたとき、靴の中からナイフが出てくるかと思った」と笑った。

　同じく「靴下は欠かせない」と語る、翔。子どものころに見たロックンローラーが真っ赤な靴下を履いていたことから、「靴下は赤色」と決めているという。ブーツのチャックからのぞく赤い靴下に憧れていたそうで、現在は自身も同じスタイルをしていると話した。

　ロックンロールバンドとして長年にわたって活躍している2人だが、普段着も“ロックンローラー”なのだろうか。「ライダースジャケットを着るときにはビートルブーツ（サイドゴアブーツの一種）を履く」とロッカーらしい回答をした翔に対し、Johnnyは「夏はだいたい半ズボンにTシャツ」とひと言。イメージとギャップのある回答に、伊織も「そうなんですか!?」と驚きの声をあげた。

　ただし、イメージにぴったりな翔のファッションには難点もあるようで、夏でもライダースジャケットを着たままステージに立っていることを「65歳のやせ我慢」と表現すると、スタジオは笑いに包まれた。

　ゲストの2人と同様に、はだしで靴は履けないというリスナー。メールには「ただでさえ家族から『くさい』と言われているのに、はだしで靴なんか履いたらどんなにおいをさせるかわかりません」という切実な思いとともに、「どうしてもはだしで外出したいときにはサンダルを履くようにしている」と対策もつづられていた。

　リスナーの多くがナシ派だったが、アリ派からもメールが寄せられた。そのリスナーは普段は靴下を履いているそうで、「デート時のファッションで靴下が見えないほうがおしゃれな場合は、はだしで靴を履くことがある」とのこと。

　全体の意見を集計すると、はだしに靴を履くのがアリ派は9.1％、ナシ派は90.9％と大きな差がつく結果となった。

（取材・文＝バンク北川 / 放送作家）

※ラジオ関西『Clip水曜日』2023年10月4日放送回より