実力派シンガー・清水久美子 振付師、ボイストレーナー…マルチに活躍 さまざまな経験が生む相乗効果 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

実力派シンガー・清水久美子 振付師、ボイストレーナー…マルチに活躍 さまざまな経験が生む相乗効果

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 “関西で注目の実力派シンガー”として、多数のテレビ番組やメディアで特集されている清水久美子。2日放送のラジオ番組『Clip』(ラジオ関西)に出演し、パーソナリティーの近藤夏子とともに、歌とダンスに込める思いや自身のマルチな活動について語った。

シンガー・清水久美子(写真中央)、『Clip』パーソナリティーの近藤夏子(同右)と春名優輝アナウンサー(同左)

 ビヨンセやアリアナ・グランデなどの洋楽シンガーに影響を受け、幼少期より歌とダンスに慣れ親しんだという清水。シンガーとしての顔とは別に、ボイストレーナーやダンス講師、コレオグラファーなど幅広い分野で活躍。京都のボーカル&ダンススクール「★STARS」も主宰している。

【近藤夏子(以下、近藤)】 自身で歌ったり踊ったりするだけでなく、講師やコレオグラファー(振付師)までされているんですか?

【清水久美子(以下、清水)】 そうですね。自分の作品の振り付けはもちろん、大手企業の振り付けやアーティストのミュージックビデオ、ライブなどのステージ演出も手がけています。

【近藤】 歌手、ダンサー、コレオグラファー、ボイストレーナーとさまざまな顔を持つ清水さんですが、どれが1番好きですか?

【清水】 歌手になるのがずっと夢だったので歌うことが好きなのですが、実は、最初に仕事として始めたのはダンスなんです。小学生のころからダンスと歌を習っていたんですけど、高校生のときにダンスの講師をすすめられて、その流れで振り付けもするようになりました。15〜16歳のときにダンスや歌を教えるようになったのが、この業界に入ったきっかけですね。

【近藤】 自分が歌ったり踊ったりするのと、作品を作ったり教えるのは全然違いますよね?

【清水】 私にとって、そこは最初から一緒だったんですよね。ダンスを習い始めたときになかなかできない技があったんですけど、練習を重ねていくとできるようになる瞬間があって。その感覚を掴んだときに「あ、こういうことか!」と腑に落ちると同時に、「もっとこうやって教えてくれたら分かりやすいのに」と考えることが多かったんですよね。かなり生意気な生徒なんですけど(笑)。

【春名アナ】 子どものころから自分でやるのと教えることを同時にしていたことが、相乗効果になっていたのかもしれないですね。今年の8月2日に配信リリースされたニューシングル『Light of my life』はどのような楽曲なのですか?

【清水】 私の全楽曲を手がけてくださっている音楽プロデューサー・森近邦岳さんが作詞、作曲、編曲を担当してくれました。森近さんとは歌手活動をはじめた初期のころからずっと二人三脚でやってきていて、私がどんなことを思ってどんなことを発信したいのかすべてを共有しているので、私の思いが詰まった曲になっています。

【近藤】 本当にすごいと思うのが、ダンスやステージ作品はコレオグラファーとして自分で作っているのに、楽曲に関しては自分の思いを託して他人に作ってもらったものを表現しているところなんです。自分で作る人にはそれぞれのこだわりがあるので、人に作ってもらったものを表現するのが苦手なことが多いんですよ。でも、清水さんは楽曲に関しては表現することに徹している。それだけ森近さんとの信頼関係があるということがわかりますし、どちらとしても活躍している清水さんは本当に多才だと思う。

【清水】 作詞や作曲に挑戦してみたこともあるんですけど、コードやスケールがどうしても似てきてしまって、自分が勉強してきたなかでしか作品が作れなかったんです。そういった意味では音楽よりもダンスのほうが、イメージだったりパッションだったり、ソウルフルに動くことで新しい動きができるんですよね。どちらかというと楽典的で理論的なところのある音楽は、自分の持つ知識では頭の中にあるイメージや世界観をうまく表現できなかったんです。だから、早い段階で割り切りました。

【近藤】 なるほど。だからこそ、信頼できる関係で一緒に作り上げることができるんですね。

※ラジオ関西『Clip月曜日』2023年10月2日放送回より

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