J1首位の神戸、クラブ初の国立ホームゲームで4位鹿島と対戦 吉田監督「いい準備ができた」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1首位の神戸、クラブ初の国立ホームゲームで4位鹿島と対戦 吉田監督「いい準備ができた」

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 サッカー・J1で首位のヴィッセル神戸(勝点58)は、21日、東京・国立競技場でクラブ史上初のホームゲームに臨みます。その相手は4位の鹿島アントラーズ(勝点47)です。大事な上位決戦を控えて、試合前日の20日、神戸の吉田孝行監督がオンラインで報道陣の取材に応じ、意気込みを述べました。

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督 ※写真は10月5日の公開練習より(写真:ラジオ関西)

 9月29日に2位横浜F・マリノスとの首位攻防戦を制した、神戸。そこから約3週間ぶりの公式戦となりますが、吉田監督は「3週間あいたが、選手たちの練習に取り組む姿勢を含めて、いい準備ができた。明日の試合では勝点3をとって終わりたい」と、冒頭でコメントします。

 鹿島との直近の対戦は、今年4月15日のJ1第8節。アウェイ戦では5-1と大勝。FW大迫勇也選手とFW武藤嘉紀選手が2得点ずつを決めれば、MF佐々木大樹選手にもゴールが生まれ、相手を圧倒しました。それでも、当時とは鹿島のチーム状況も一変。現在は上位争いをしているライバルということもあり、警戒すべき相手でもあります。吉田監督は鹿島について、「いろんなことができるチーム。パスをつなぐことも、長いボールでプレスを外すこともできる。なにより一人ひとりの質が高い。インテンシティーも高い。非常にいいチームだなと思う」と、常勝軍団をリスペクトしていました。

 それでも、悲願のJ1初制覇に向けて、神戸は絶対に負けられない試合になります。今シーズンは中断明けの試合で星を落とすことがあり、そこは課題の1つでした。そのことを問われた際には、「仰る通り、中断明けはちょっと緩くなってしまったりはあった。ただし、現状、選手たちも残り試合が少ないなかで、集中してやってくれると思う。一人ひとりが(やるべきことを)わかっている。いい状態でできると思う」と、この試合に臨む準備はしっかりできているようです。

 今回の一戦では、これまでチームのビルドアップやセットプレーのキッカーを担ってきた左サイドバックの初瀬亮選手が、累積警告のため出場停止。また、2年ぶりに日本代表に選出されたGK前川黛也選手が、代表でのトレーニング期間中に負傷し、無念の途中離脱を強いられるなど、主戦力の不在や状況が心配されます。そのなかで、指揮官がどのような布陣を組んでくるのか、注目されます。

 また、この試合は普段のホームであるノエビアスタジアム神戸ではなく、東京・国立での試合になります。今シーズン、アンドレス・イニエスタ選手が出場したFCバルセロナとの6月のフレンドリーマッチや、J1第25節のFC東京戦で、国立での試合を経験しているヴィッセル。この地での鹿島戦といえば、2019年度の天皇杯決勝(2020年1月1日)で2-0と勝利し、初タイトルを手にした、クラブにとっては縁あるスタジアムと相手です。吉田監督は「Jリーグ30周年記念『国立、神戸の魅力発信マッチ』と銘打たれた試合について、「スタジアムにはたくさんお客さんも入ると聞いていて、いい雰囲気でできると思う。モチベーションが低い選手は誰もいない」と、前を向いていました。

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