10月16日から22日までの1週間に、兵庫県の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者は1か所平均で3.31人でした。3.76人だった前の週より減り、6週連続で減少しています。これは26日、兵庫県が公表したものです。定点医療機関199か所の報告を取りまとめたもので、感染者の数はあわせて659人でした。保健所別の感染者は1か所あたり、神戸=1.79人、芦屋=0人、伊丹=2.92人、宝塚=5.78人、加古川=6.14人、加東=3.31人、龍野=4.75人、赤穂=2.50人、中播磨=12.50人、豊岡=4.75人、朝来=6.67人、丹波=2.83人、洲本=1.25人、姫路=5.68人、尼崎=2.60人、西宮=1.57人、明石=2.27人となっています。
年代別では、0歳=0.09人、1-4歳=0.26人、5-9歳=0.42人、10-19歳=0.78人、20-29歳=0.28人、30-39歳=0.24人、40-49歳=0.32人、50-59歳=0.32人、60-69歳=0.19人、70-79歳=0.29人、80歳以上=0.14人です。10歳代が 24%と最も多く、5-9歳が 13%、40歳代と50歳代がそれぞれ10%です。一方、インフルエンザ感染者は県全体で前の週からおよそ2倍に増えて1か所平均23.36人となりました。県内に17ある保健所のうち、姫路・加古川・中播磨・朝来で警報レベルの30人を超え、神戸・明石・伊丹・宝塚・加東・龍野・赤穂・豊岡・洲本で注意報レベルを超えています。ここ5週間では、15歳未満の子どものインフルエンザ感染が全体の74%を占めています。兵庫県感染症対策課は、インフルエンザの予防策としてワクチン接種と手洗いが有効として、「感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めに診察を受けることが重要」と呼びかけています。