プロ野球・日本シリーズは4日、京セラドーム大阪で第6戦が行われ、オリックスが阪神に5ー1で逆転勝利し、対戦成績を3勝3敗のタイに戻した。オリックスは先発の山本由伸投手が1失点完投、14奪三振の好投を見せ、3年連続の日本一へ逆王手をかけた。
なお、第1~6戦で、両チームの得失点がいずれも23と、59年前の関西決戦(1964年/御堂筋シリーズ 阪神・南海 いずれも19点)の同時点と同じ戦いぶりだ。
9月14日に阪神がリーグ優勝した際、26人が飛び込んだ道頓堀川(大阪市中央区)。
道頓堀川にかかる戎橋には、インバウンド(訪日外国人)や、週末の夜をミナミで過ごす多くの人が集まったが、午後8時30分ごろ、2ー1と逆転したオリックスが2点を加えた5回裏を終え、行き交う人の波は小さくなっていった。
さらに8回裏、オリックスが頓宮のホームランで1点を加えた9時20分には、スマートフォン越しに戦況を知ったオリックスファンからは歓声が上がった。
追いすがる阪神打線だったが、山本が見事なまでにねじ伏せた。試合終了直後の9時36分、阪神ファンの30代の男性からは「泣いても笑うてもあしたや、あした。絶対に勝てるから」と前向きなコメント。
一方、オリックスファンの20代の女性は「さすが(先発投手の)山本由伸。この流れで3年連続日本一を」と期待を寄せた。
大阪府警は、4、5日の両日、戎橋周辺で厳重に警備する方針で、最大で約1300人の警察官を配置する。混雑度合いによって、▼左側通行▼一方通行▼封鎖の3段階で規制するという。
日本シリーズ第7戦も京セラドーム大阪で18時試合開始。予告先発投手はオリックス・宮城、阪神・青柳と発表されている。